2024年03月09日

加谷珪一さんが言う「中世」を考え直しませんか・・・

前略
今の日本の政治は、まさに「金儲けの為の政党政治」とでも名付けたい混乱の中に有る。
今こそ、民主主義が問われる時でしょう。
このままだと、利権社会になってしまうが、今こそ「民主主義の本領発揮」の時でしょう。
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それにしても、国内外の混乱が目立ち、あたかも中世化してフランス革命でも起こるかもしれない、と言いたくなるかもしれません。
行ってみれば、「新しい時代の模索」が始まったということかもしれません。
発展途上国はシンガポールなどで始まった「開発独裁政治」を我も我もとやっていて、「権力の甘さを知った大統領」の勘違いが世界に広まってしまっている。
ロシアのプーチンさんも、サウジの皇太子も同じで、中国の習近平さんも同じ、その他の南米やアフリカの諸国も同じ罠に嵌ってしまっている。開発独裁の負の一面こそ「地獄の扉を開けた」にあたり、世界中が危機的である。
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本来の民主主義こそ「混乱を伴う、国民主権の政治」なのでしょう。
「急ぎ過ぎる政治」は、得点主義教育や金メダル至上主義に通じて、不祥事が拡大することになる。
此処での中世化を今こそ見直すと、其処には大きな民主主義の世界観で見た揺れ戻りとして考えると、冷静に考える時間が出来そうである。
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即ち、気候危機を理解し、化石燃料使用ゼロの世界観が見えない中で、「金儲け権力政治」を見るにつけ人々はたまらないのです。
振り返って、「今日の人々の求めるものは豊かさのある生活」であるのでしょうか????
チョット違うのではないか!と考える人が増えて頬しいものです。
グテーレスさんの言葉「地球沸騰」や「脱GDP」や「地獄の扉が開いた」や「地球は燃えている」などを再度・再度と考えると、「人類はもうだめなんだ!!」ということになるのではないでしょうか????

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ーーーーーー「資本主義では豊かになれない」と感じる人が増え続ける今ーーーーーー
             ...世界経済が「中世」に逆戻りする可能性
           2024年03月06日;Newsweek、加谷珪一、
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<資本主義と民主主義を拡大する流れで発展してきた国際社会だが、
>>>>現在は各国でこれに逆行する出来事が相次いでいる>
このところ、資本主義や民主主義といった、いわゆる近代的システムがうまく機能しなくなっていると懸念する声をよく耳にする。
長期的な時代の変化というのは、後になってみなければ分からないものであり、短期的に結論を下すことは避けたほうがよい。
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だが、近代的枠組みが大きく揺らいでいるのは間違いなく、そうした視点での議論も必要となってくるだろう。
過去100年の国際社会は、近代国家の枠組みを軸に資本主義と民主主義を拡大する流れで発展してきた。
国ごとに程度の違いはあるにせよ、大きな方向性としては効率のいいグローバル市場の追求と、世界共通の理念として人権を担保する方向性が模索された。
だが近年、一連の流れと逆行する出来事が相次いでいる。
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欧米社会とは基本的価値観が異なる中国が覇権国として台頭し、ロシアは戦後社会では禁止されていたはずの侵略戦争をあっけなく実施してしまった。
中東各国も目覚ましい発展を示しており、民主国家と異なる価値観を持つ国が相対的に大きな力を持つようになってきた。
一方、西側諸国内部の変化も大きい。アメリカは長く国是としてきた自由貿易主義を自ら放棄しつつあり、建国当初を彷彿とさせる自国中心主義、保護貿易主義に向けて動き始めたように見える。
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>>>政治がまともに機能しなくなって久しい日本
同時並行で政治の機能不全も顕在化しており、政府の権威は相当程度まで落ちたとみてよい。
今回のアメリカ大統領選挙はかつてないほど社会の分断が露呈する状況となっており、誰が大統領になっても社会の混乱は不可避といえるだろう。
日本はある意味で各国より先行しており、政治がまともに機能しなくなってから既に久しい。
一連の機能不全の根底には、多くの国民が、このまま資本主義社会の運営を続けていても、これ以上、豊かになれないと感じ始めている現実がある。
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一連の出来事から多くの知識人が、今後の国際社会は民主主義の後退と分断が進むのではないかと考え始めている。
社会の分断化が進めば貿易が停滞し、人の往来や知見の共有も制限されるため、分断はますます顕著となる。
このまま国際社会の混乱が続いた場合、数百年かけて築いてきた近代的システムが瓦解し、中世の時代に逆戻りする可能性すらささやかれている状況だ。
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>>>格差が固定された世界へ
中世の時代には統一した権力が存在せず、あちこちに小さな権力と暴力が分散していた。
ミクロのレベルで悲惨な事案が多発する一方、社会全体としては大きな変化がなく安定していたのが特徴である。
前近代的社会においては、市場が分断化されてコストが増加するため、モノの値段が高くなる。
供給に制限が加わるので経済活動も停滞。
市場拡大が見込めないため金融システムが発達せず金利も高く推移する。
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多くの人にとって機会が奪われる一方、土地や事業資産、あるいは金融資産を所有している人は、そこから一定の利子や配当を得ることができるので、「持てる」人たちにとっては意外と居心地がよい。
つまり世界全体が前近代化していくと、社会の再分配機能が低下し、結果として階層間の移動も起こりにくくなる。
このままの状態を放置すれば、こうした未来への蓋然性は確実に高まってくるだろう。
変化への対応は目に見えてからでは遅く、手を打つなら今しかない。

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https://www.newsweekjapan.jp/kaya/2024/03/post-270_1.php
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人びとが中世化を認めているのは、まさにこの暗黒化している地球で「豊かさのある生活」を求めて良いのか???
ということでしょう。
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即ち、「人々が、この地球で滅びるのか?、生き延びるのか?」という問に結論を求めているからでしょう!!
しかしこれに、正しい回答は見えない!!!と言っているのです。
まさに、危機対応の民主主義が求められているのです。
「金権政治家に何かを期待してはいられない」のです。
「今こそ、人々が全て主権者として行動する時です」。
宗教の権威政治に頼る人類、イスラム教での主権は神(アラー)にしかないので、神に祈るだけです。
しかし、今は人類の出したGHGを止めないと生きていけないのです、天を仰いで神様に何を頼んでも、豊かな生活を棄てない限りだめです、そういうご託宣が下りてくるのでしょうか?聖典のどこにそのようなことがかかれているのでしょうか??
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人びとが、中世を意識したのなら、中世の日々の生活だけに目をやって、今の人々の知恵で何とか生き延びる三大を使用ではないでしょうか?
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では、草々
2024-3-9
森下克介



Posted by もりかつ at 07:48│Comments(0)
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加谷珪一さんが言う「中世」を考え直しませんか・・・
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