2017年07月23日
内向きの「大阪万博」
前略、
1、某新聞の一面最下段にある「四季」は、いつもソコソコニ面白い、と思っていました。
しかし、本日の話題は「大暑」であり、そこそこの文章であり読み進んで行くと、「えっ!」と思い止まってしまった。
そこでは「「トランプ大統領がパリ協定から離脱した身勝手さ」を述べ、更に「大統領は頭を冷やせ」云々と強烈な批判で終わっている。」
この批判には参りました。アメリカの大統領をコケにするだけのことを、日本はしているのでしょうか?この筆者は本気で「パリ協定」を考えて何か行動などをしているのでしょうか?
「言論の自由」は、その発言者の頭脳の評価になるだけです。更にその新聞の評価にもなります。
2、そういえば、最近のTVでの時事解説に多くの芸能人が出ています。そこでは週刊誌レベルの話題を長々と言い合ってます。多少の政治や社会道徳の背景があるかもしれないと思う話題の議論でも、同様に単なる世間話でしかない。一放送局ならまだしも、多くの局で同じような扱いです。どうして、目先の井戸端会議の様な、小田原評定のような番組以外にないものでしょうか、日本人が本気で自国を世界を憂えるような議論と展望が取り上げられないのでしょうか?どうして、今の日本にとって、それ以上の話題がないのでしょうか?
3、そうです、まだ此処にもありました。「2025年大阪万博への計画」での「テーマ」です。
「人類の健康・長寿への挑戦」だそうです。(1、人類とは何かを問う万博 2、生とは何かを問う万博 3、真の豊かさを問う万博 4、多様性に感動する万博 5、世代を超えて共創する万博 )ということです)
私にしてみれば、「世界の万博」であるからには、まさに「地球環境、持続可能な地球」とかをその伏線にしているかと思いますたが、まったくその気配は見えません、世界の国々が賛同すると思いますか? 日本の中心的な「少年・青年・壮年層」が「健康・長寿」のテーマで賛同しますか?政治に関わっている人など中高年層の一部の関心事ではないのでしょうか?(現在のにほんでは、「格差」に象徴される毎日の生活の方が関心事ではないでしょうか?)
世界に目を向ければ、国連の「MDGsやSDGsやUNFPA(国連人口基金・70億人の世界の7つの課題)等」があります、これらとは全く相容れません。現在検討しているようなテーマの、「幸せの国ニッポン」からの発信に共振して貰える国はあるでしょうか?
4、本当なら、「IPCC」の主張する、既に「手遅れ」かもしれない、地球の「エネルギー・資源管理」を通して、温暖化防止、をして、地球が「金星」にならないように、間に合わせるべく皆で協力するムーブメントの強化を主張することを「メインテーマ」にするようにしたいものです。
これからでも間に合うと思うので、文章を作成し、関係先へメールしようと思っています。
5、ことほど作用に、ポピュリズムと云われる世界的動向と同じかもしれませんが、日本の場合は「自閉症的国民」と言ったほうが良いかも知れません。
嘆いて他人を非難していては仕方がありません、とにかくいろいろ行動を続けたいと思います。
草々
2017-7-23
森下克介
1、某新聞の一面最下段にある「四季」は、いつもソコソコニ面白い、と思っていました。
しかし、本日の話題は「大暑」であり、そこそこの文章であり読み進んで行くと、「えっ!」と思い止まってしまった。
そこでは「「トランプ大統領がパリ協定から離脱した身勝手さ」を述べ、更に「大統領は頭を冷やせ」云々と強烈な批判で終わっている。」
この批判には参りました。アメリカの大統領をコケにするだけのことを、日本はしているのでしょうか?この筆者は本気で「パリ協定」を考えて何か行動などをしているのでしょうか?
「言論の自由」は、その発言者の頭脳の評価になるだけです。更にその新聞の評価にもなります。
2、そういえば、最近のTVでの時事解説に多くの芸能人が出ています。そこでは週刊誌レベルの話題を長々と言い合ってます。多少の政治や社会道徳の背景があるかもしれないと思う話題の議論でも、同様に単なる世間話でしかない。一放送局ならまだしも、多くの局で同じような扱いです。どうして、目先の井戸端会議の様な、小田原評定のような番組以外にないものでしょうか、日本人が本気で自国を世界を憂えるような議論と展望が取り上げられないのでしょうか?どうして、今の日本にとって、それ以上の話題がないのでしょうか?
3、そうです、まだ此処にもありました。「2025年大阪万博への計画」での「テーマ」です。
「人類の健康・長寿への挑戦」だそうです。(1、人類とは何かを問う万博 2、生とは何かを問う万博 3、真の豊かさを問う万博 4、多様性に感動する万博 5、世代を超えて共創する万博 )ということです)
私にしてみれば、「世界の万博」であるからには、まさに「地球環境、持続可能な地球」とかをその伏線にしているかと思いますたが、まったくその気配は見えません、世界の国々が賛同すると思いますか? 日本の中心的な「少年・青年・壮年層」が「健康・長寿」のテーマで賛同しますか?政治に関わっている人など中高年層の一部の関心事ではないのでしょうか?(現在のにほんでは、「格差」に象徴される毎日の生活の方が関心事ではないでしょうか?)
世界に目を向ければ、国連の「MDGsやSDGsやUNFPA(国連人口基金・70億人の世界の7つの課題)等」があります、これらとは全く相容れません。現在検討しているようなテーマの、「幸せの国ニッポン」からの発信に共振して貰える国はあるでしょうか?
4、本当なら、「IPCC」の主張する、既に「手遅れ」かもしれない、地球の「エネルギー・資源管理」を通して、温暖化防止、をして、地球が「金星」にならないように、間に合わせるべく皆で協力するムーブメントの強化を主張することを「メインテーマ」にするようにしたいものです。
これからでも間に合うと思うので、文章を作成し、関係先へメールしようと思っています。
5、ことほど作用に、ポピュリズムと云われる世界的動向と同じかもしれませんが、日本の場合は「自閉症的国民」と言ったほうが良いかも知れません。
嘆いて他人を非難していては仕方がありません、とにかくいろいろ行動を続けたいと思います。
草々
2017-7-23
森下克介
Posted by もりかつ at
15:46
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2017年07月21日
「ロボット牧師」
ドイツの「ロボット牧師」
プロテスタント「500年記念」ということです。この機会には、新しい宗教改革が始まらなければなりません。
1、「牧師様」の話題には事欠きません。ローマ法王も嘆いています。イスラム教ではあまり表の話題にはなりませんが・・。
牧師様は人間ではいけないのです。ロボットがいいのです。高邁な説教をする立場の人間、ロボットなら不遜な心を起すことはありません。
この機会は良い機会です、「牧師様」だけでなく、同時に「宗教自体」を考え直さなければなりません。
2、以前から言っている通り、古代に作られた啓示宗教が今もそのまま、人の命まで管理しているのは戴けません。
「イラク紙」の記事があります通り、「選民思想」は困ります。まさに古代の部族社会の維持のためのお話でしょう。
現在の科学文明の時代には困ったものです。
現代には、まさに倫理・哲学等がキチンと整っています。しかし「何故生きるか?」の答えは難しいかもしれませんが。
以前にキリスト教系の信者が入信の勧誘にこられました。その時の話題に、「人間の祖先は猿のようなもの」といったら、「人間は神さまが神様に似せて作られたのだから、どこにその根拠があるか?進化の途中の化石でもあるか?」と問い詰められたことがあります。「進化の証拠は話題の遺伝子DNA」がそのものずばりでしょうと伝えた。
それまで度々来訪していましたが、それっきり勧誘にこられなくなりました。
部外者は議論に入れません、責任を感ずる宗教関係者によって、「牧師様の問題」・「啓示宗教の問題」をキチンと清算し、地球上の人類として「共通の世界観・生命観」を持って、緊急事態の現在を大急ぎで、「懐かしい未来」を実現すべく、全員で、神様のこだわりを捨てて、今にも走り出さなければならないでしょう。
*********************************
1、独の教会に「ロボット牧師」…宗教改革500年
2017年07月21日 09時13分
( 本当は、此処におどけた格好の「ロボット牧師」の写真が入るはずですが・・。)
信者や観光客に祝福を授けるロボット牧師(16日、ドイツ東部ウィッテンベルクで)=井口馨撮影
500年前にマルチン・ルター(1483~1546年)が宗教改革を始めたドイツ東部ウィッテンベルクに、牧師のように信者に祝福の言葉をかけるロボット「BlessU―2」が登場し、世界中から訪れる信者や観光客らに親しまれている。
優しい顔つきの「ロボット牧師」は今春、宗教改革から500年を祝うために建てられた教会の敷地内に設置された。胸部のタッチスクリーンでドイツ語や英語などの言語を選択すると、両腕が動いて手のひらが光り「神のご加護を」などと語りかける。腹部からは祝福の言葉が印刷されて出てくる。
担当のファビアン・フォクト牧師は「人々が信仰について考えを深め、話し合うきっかけを生み出したかった」とロボット牧師を導入した理由を説明する。信者らの反応もおおむね良好という。
***************
2、「イスラム選民教義が危険、テロに責任とイラク紙」
•大部分のイスラム教徒は同時多発テロと無関係のはずですが、イスラムの選民教義がテロを招いているのであり「ムスリム全員がテロの直接責任者」との厳しい主張が、アラブ世界に属するイラク紙から発信されました。ワシントン・ポスト紙もイスラム研究者による「教義は何かしらテロに関係ある」とする主張を記事にしています。預言者ムハンマド以来のイスラムの教義は動かせないものと考えられてきましたが、21世紀の世界を安定に導くには大改革が必要と言うのです。
中東報道研究機関メムリの《アラブとムスリムは世界に荒れ狂うテロの直積責任を認めよ ―イラク紙編集長の主張― 》はこう述べます。
《小学校、中学校、高等学校そして後になると大学でも、宗教と歴史の教科で我々は選民であり、至高且つ栄光の民であるとか、我々の宗教が真の宗教であり、(地獄の業火から)救われる正しい民は我々であるとか、ほかの民は偽りの民で地獄に落ち業火に焼かれる不信心の民であり、その民の殺害は許され、その民の財産と妻を我々がとっても構わないなどと教えている》
《我々の子供達と孫達は、他者の宗教や民族或いは国籍などに関係なく、すべての他者を敵視して、世界聖戦をやっているのである。この環境が過激イスラム集団を生みだした。この集団は、貧困と失業という土壌で発芽し、汎アラブ主義の名においてそして又時には宗教と宗派の名において犯される拝斥、人権強奪、個人及び集団の自由の侵害そして信義の侵害によって育っていく》
《我々はテロに対する我々の責任からのがれることはできない。言い訳も役に立たない。まず我々は責任を認め、我々自身と他者に謝罪し、今から我々の生き方を改めていかなければならない。そのためには、教育のカリキュラムを再検討し、初等教育から大学レベルまでそれを根本からかえなければならない。それをやらないと何も前に進まない》
ワシントン・ポストの「Shadi Hamid」署名による《Does ISIS really have nothing to do with Islam? Islamic apologetics carry serious risks.》について、東京大学先端科学技術研究センターの池内恵・准教授がフェイスブックで解説してくれています。ジハード「聖戦」が問題です。
《イスラーム教の教義の中に厳然として存在するジハードの規範が、近現代の国内法・国際法とは異なる原理に基づいている》
《イスラーム教の教義の中には、イスラーム教の観点からあってはならない国内・国際秩序を武力で制圧することが義務であるという主張が正統化される余地があるという事実は、直視しなければ対峙できない》
《メディアの報道は、教義の面を誰一人理解せずに報じているので、「差別と偏見が原因だ」と言ったものになりがちだ》
《教義の一部が、一部の信者をテロに走らせているという因果関係は見つめないといけない。こちらが先にあるものだからであり、「根本原因」を探るのであれば、こちらにも取り組まなければならない》
2003年の拙稿第139回「イスラム、自爆テロそして自衛隊」では中東で生まれたユダヤ教、キリスト教、イスラム教は同じ神を信じる一神教の宗教であり、三つの宗教は対立していなかった歴史から説き起こしています。
しかし、イスラム教では地上に神の国を実現するイスラム共同体を防衛するジハードが成人男性の義務とされ、殉教者は最後の審判を受けることなく天国へ導かれるとコーランは記します。 イラク戦争で《政治的にも軍事的にも八方塞がりであったフセイン大統領は、ジハードによる戦いに持ち込むために、敢えて早々に敗れた》可能性があり、そのイラク軍残党が現在のIS(イスラム国)の中心メンバーを構成しています。
•************************************
日本の明治維新で廃藩置県の施行に当って、明治政府の中央集権化の苦悩をTVで見聞きました。
この話題は、それ以上数段上の厳しいものでしょうが、時間はありません。
どうしましょうか?
今日は此処まで。
2017-7-21
森下克介
プロテスタント「500年記念」ということです。この機会には、新しい宗教改革が始まらなければなりません。
1、「牧師様」の話題には事欠きません。ローマ法王も嘆いています。イスラム教ではあまり表の話題にはなりませんが・・。
牧師様は人間ではいけないのです。ロボットがいいのです。高邁な説教をする立場の人間、ロボットなら不遜な心を起すことはありません。
この機会は良い機会です、「牧師様」だけでなく、同時に「宗教自体」を考え直さなければなりません。
2、以前から言っている通り、古代に作られた啓示宗教が今もそのまま、人の命まで管理しているのは戴けません。
「イラク紙」の記事があります通り、「選民思想」は困ります。まさに古代の部族社会の維持のためのお話でしょう。
現在の科学文明の時代には困ったものです。
現代には、まさに倫理・哲学等がキチンと整っています。しかし「何故生きるか?」の答えは難しいかもしれませんが。
以前にキリスト教系の信者が入信の勧誘にこられました。その時の話題に、「人間の祖先は猿のようなもの」といったら、「人間は神さまが神様に似せて作られたのだから、どこにその根拠があるか?進化の途中の化石でもあるか?」と問い詰められたことがあります。「進化の証拠は話題の遺伝子DNA」がそのものずばりでしょうと伝えた。
それまで度々来訪していましたが、それっきり勧誘にこられなくなりました。
部外者は議論に入れません、責任を感ずる宗教関係者によって、「牧師様の問題」・「啓示宗教の問題」をキチンと清算し、地球上の人類として「共通の世界観・生命観」を持って、緊急事態の現在を大急ぎで、「懐かしい未来」を実現すべく、全員で、神様のこだわりを捨てて、今にも走り出さなければならないでしょう。
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1、独の教会に「ロボット牧師」…宗教改革500年
2017年07月21日 09時13分
( 本当は、此処におどけた格好の「ロボット牧師」の写真が入るはずですが・・。)
信者や観光客に祝福を授けるロボット牧師(16日、ドイツ東部ウィッテンベルクで)=井口馨撮影
500年前にマルチン・ルター(1483~1546年)が宗教改革を始めたドイツ東部ウィッテンベルクに、牧師のように信者に祝福の言葉をかけるロボット「BlessU―2」が登場し、世界中から訪れる信者や観光客らに親しまれている。
優しい顔つきの「ロボット牧師」は今春、宗教改革から500年を祝うために建てられた教会の敷地内に設置された。胸部のタッチスクリーンでドイツ語や英語などの言語を選択すると、両腕が動いて手のひらが光り「神のご加護を」などと語りかける。腹部からは祝福の言葉が印刷されて出てくる。
担当のファビアン・フォクト牧師は「人々が信仰について考えを深め、話し合うきっかけを生み出したかった」とロボット牧師を導入した理由を説明する。信者らの反応もおおむね良好という。
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2、「イスラム選民教義が危険、テロに責任とイラク紙」
•大部分のイスラム教徒は同時多発テロと無関係のはずですが、イスラムの選民教義がテロを招いているのであり「ムスリム全員がテロの直接責任者」との厳しい主張が、アラブ世界に属するイラク紙から発信されました。ワシントン・ポスト紙もイスラム研究者による「教義は何かしらテロに関係ある」とする主張を記事にしています。預言者ムハンマド以来のイスラムの教義は動かせないものと考えられてきましたが、21世紀の世界を安定に導くには大改革が必要と言うのです。
中東報道研究機関メムリの《アラブとムスリムは世界に荒れ狂うテロの直積責任を認めよ ―イラク紙編集長の主張― 》はこう述べます。
《小学校、中学校、高等学校そして後になると大学でも、宗教と歴史の教科で我々は選民であり、至高且つ栄光の民であるとか、我々の宗教が真の宗教であり、(地獄の業火から)救われる正しい民は我々であるとか、ほかの民は偽りの民で地獄に落ち業火に焼かれる不信心の民であり、その民の殺害は許され、その民の財産と妻を我々がとっても構わないなどと教えている》
《我々の子供達と孫達は、他者の宗教や民族或いは国籍などに関係なく、すべての他者を敵視して、世界聖戦をやっているのである。この環境が過激イスラム集団を生みだした。この集団は、貧困と失業という土壌で発芽し、汎アラブ主義の名においてそして又時には宗教と宗派の名において犯される拝斥、人権強奪、個人及び集団の自由の侵害そして信義の侵害によって育っていく》
《我々はテロに対する我々の責任からのがれることはできない。言い訳も役に立たない。まず我々は責任を認め、我々自身と他者に謝罪し、今から我々の生き方を改めていかなければならない。そのためには、教育のカリキュラムを再検討し、初等教育から大学レベルまでそれを根本からかえなければならない。それをやらないと何も前に進まない》
ワシントン・ポストの「Shadi Hamid」署名による《Does ISIS really have nothing to do with Islam? Islamic apologetics carry serious risks.》について、東京大学先端科学技術研究センターの池内恵・准教授がフェイスブックで解説してくれています。ジハード「聖戦」が問題です。
《イスラーム教の教義の中に厳然として存在するジハードの規範が、近現代の国内法・国際法とは異なる原理に基づいている》
《イスラーム教の教義の中には、イスラーム教の観点からあってはならない国内・国際秩序を武力で制圧することが義務であるという主張が正統化される余地があるという事実は、直視しなければ対峙できない》
《メディアの報道は、教義の面を誰一人理解せずに報じているので、「差別と偏見が原因だ」と言ったものになりがちだ》
《教義の一部が、一部の信者をテロに走らせているという因果関係は見つめないといけない。こちらが先にあるものだからであり、「根本原因」を探るのであれば、こちらにも取り組まなければならない》
2003年の拙稿第139回「イスラム、自爆テロそして自衛隊」では中東で生まれたユダヤ教、キリスト教、イスラム教は同じ神を信じる一神教の宗教であり、三つの宗教は対立していなかった歴史から説き起こしています。
しかし、イスラム教では地上に神の国を実現するイスラム共同体を防衛するジハードが成人男性の義務とされ、殉教者は最後の審判を受けることなく天国へ導かれるとコーランは記します。 イラク戦争で《政治的にも軍事的にも八方塞がりであったフセイン大統領は、ジハードによる戦いに持ち込むために、敢えて早々に敗れた》可能性があり、そのイラク軍残党が現在のIS(イスラム国)の中心メンバーを構成しています。
•************************************
日本の明治維新で廃藩置県の施行に当って、明治政府の中央集権化の苦悩をTVで見聞きました。
この話題は、それ以上数段上の厳しいものでしょうが、時間はありません。
どうしましょうか?
今日は此処まで。
2017-7-21
森下克介
Posted by もりかつ at
13:46
│Comments(0)
2017年07月21日
ナチスと中国
以前、「白雪姫」 を中国では発禁と言う記事を見た。最近は「クマのプーさん」もだめとか・・。
どうしてもおかしい。こんなことまでしなければならない政治状況とはどんなんでしょう??
私は、東アジアの人々への親近感から、「懐かしい未来」は日本を含む東アジアの社会こそその推進・牽引社会、
そう思っていました。
とうとうこんな記事まで出てきました。
******************
「ナチスと中国は同じ」 2017-7-21
北野です。
先日亡くなられた劉暁波さん。
中国を代表する人権活動家でノーベル平和賞受賞者でした。
(●その生涯を知りたい方はこちら。
↓http://www.mag2.com/p/news/257347 )
08年、中国の民主化を求める「零八憲章」を起草して逮捕
された。
罪状は、「国家転覆扇動罪」。
10年、ノーベル平和賞受賞。
以後も、ずっと獄中にありました。
17年5月末、「末期の肝臓ガン」と診断された。
そして、7月13日に亡くなりました。
劉さんと彼の考えを支持している人は、山ほどいます
しかし、「劉さんの扱いのひどさについて」、たとえば習近
平を批判する国家指導者はいません。
皆、中国を恐れているか、チャイナマネーがほしいか、どち
らかなのでしょう。
私たちは、「中国は共産党の一党独裁国家。全世界が中国を
嫌っている」と考えがちです。
しかし、残念ながらその認識は、かなり世界とズレています。
たとえば、アメリカでは、「独裁者」といえば、プーチンの
ことを指します。
中国と違い、ロシアには、(一応)大統領選挙も、議会選挙
もあるのですが・・・。
安倍さんも、トランプさんも、メイさんも、マクロンさんも、
メルケルさんも、
誰も劉さんのことで、習近平を批判していません。
しかし、イギリスBBCは、なんと「ナチスドイツ」と今の
中共を比較しながら「そっくりだ!」という論を展開してい
ます。
BBCニュース、7月14日、
<劉暁波氏──中国が消せなかった人>
筆者=キャリー・グレイシー中国編集長
を読んでみましょう。
▼劉さんに負けた習近平
グレイシーさんは、
「中国の指導者たちは、劉さんを恐れている」としています。
<「私は罪となるようなことを何もしていないが、しかし不満
はない」。
劉暁波氏は2009年、法廷でこのように表明した。
そしてそれから刑務所で過ごした長い8年の間、民主主義への
思いを決して撤回しなかった。
中国の指導者たちは、生きる劉氏を恐れたと同じくらい、死し
てなお、劉氏を恐れている。
無理もないことだ。>
<死してなお、劉氏を恐れている。>
そうです。
なぜ?
まず、グレイシーさんは、中国共産党の現状を書いています。
<中国共産党はかつては、信念の政党だった。
党のために殉教する覚悟の同志は大勢いた。
しかし権力を握ってから70年近くたった今の中国共産党は、
硬直的でシニカルな権力者だ。
憲法上の権利を求める人を投獄し、
投獄した人たちについて国内で話題にすることさえ禁じ、
経済力を対外的に駆使して外国政府に沈黙を強いる。
習近平国家主席の下、中国はこうした抑圧を熱心に推進し、
成功を収めてきた。>
なんか、中国共産党は、今も昔も「変わらず人権を抑圧し
てきた」と思うのですが・・・。
それでも、グレイシーさんが中国の現状を正しく認識して
いるのは、喜ばしいことです。
習近平は「成功を収めてきた」そうです。
日本では、「習近平はバカだ!」「習近平はこんな失敗し
た!」
といった話が好まれます。
しかし、残念ながら、習近平はうまくやっています。
最近の実績をあげれば、
・トランプを懐柔した
・グローバリストたちと和解した
・トランプとプーチンの和解を阻止した
ことなどが挙げられるでしょう。
しかし、劉さんについて、グレイシーさんは、
<そのなかにあって、劉暁波氏は例外的な、中国にとっての敗
北だった。>
としています。
なぜ?
▼現代中国とナチスドイツは同じ
<劉氏が2010年のノーベル平和賞を受賞したことから、中
国政府にとっての問題は始まった。平和賞受賞によって劉
氏はただちに、信念のために投獄された世界的著名人の仲
間入りをした。
ネルソン・マンデラ氏、アウンサンスーチー氏、カール・
フォン・オシエツキー氏といった人たちと、肩を並べるよ
うになったのだ。>
劉さんは、ノーベル平和賞を受賞して、「世界の偉人」の
仲間入りをしたのですね。
そう考えると、ノーベル平和賞受賞は、意味があったので
しょう。
グレイシーさんはここで、劉さんとナチスドイツ時代の偉
人オシエツキーさんを比較します。
<カール・フォン・オシエツキーを知らない人もいるだろ
うが、中国政府にとっては特に居心地の悪い比較対象だ。
フォン・オシエツキーは1935年、ナチス・ドイツの強制収
容所にいながらにしてノーベル平和賞を受賞した平和主義
者だった。
アドルフ・ヒトラーは、家族が代理人として授賞式に出席
するのを許さなかった。>
オシエツキーさんは、獄中でノーベル平和賞を受賞した。
ヒトラーは、家族が代理人として授賞式に出るのを許さな
かった。
劉さんは、どうでしょう?
<ノーベル平和賞に選ばれた時、劉氏は国家政権転覆扇動の罪
で服役中だった。
中国政府は、妻が代理として式典に出席することを認めず、そ
れどころか劉霞氏を自宅軟禁にした。
オスロで開かれた2010年の平和賞授賞式で、劉氏の代わりに壇
上に上がったのは、空の椅子だった。
そしてそれを機に、21世紀の中国と1930年代のドイツが比較さ
れるようになったのだ。>
中国政府の劉さんに対する扱いは、ナチスドイツとまったく同
じですね。
しかし、
<21世紀の中国と1930年代のドイツが比較されるようになった
のだ。>
というのは、「え?そうなんですか?」という感じです。
「今の中国は、20世紀はじめのドイツに似ている」という話は
よく聞きます。
しかし、「今の中国は、ナチスドイツと似ている」という話は
あまり聞きません。
いえ、私たち庶民の間では、そんな話もあるかもしれませんが。
上の人たちがそんな発言をしていること、聞いたことがありま
せん。
▼中国人は、劉さんをしらない!?
ところで、ここに驚くべき事実があります。
世界的偉人・劉暁波さんのこと、中国人はほとんど知らない
のです。
<劉氏は国際舞台で中国に恥をかかせたわけだが、本国でそ
の名を知る中国人は少ない。
がん治療のため国外に移ることが可能かをめぐり、中国の病
院の言い分に外国人医師たちが反論したことも、
香港では釈放を求めて徹夜の集会が行われていたことも、
中国国内では徹底した検閲体制のために国民はほとんど何も
知らされていなかった。
自分たちの国で、ノーベル平和賞受賞者が死につつあったと
いうのに。>
おそろしいことですね。
こんな国が、GDPと軍事費で世界2位なのです。
<選択的記憶喪失は中国の国家政策だ。
そして劉氏の投獄から死亡に至るまで、政府は彼の記憶を消し去
ろうと一生懸命だった。
家族や友人たちがなかなか面会できないように、自宅から約600
キロ離れた刑務所に収容した。
妻の劉霞さんが置かれた自宅軟禁はあまりにも抑圧的で、彼女は
次第に体と健康を害されていった。
ノルウェーに対する中国の懲罰行動は苛烈で、今やノルウェー政
府は中国の人権状況や劉氏のノーベル賞について言及を避けるほ
どだ。>
徹底していますね。
▼結局、劉さんが勝つ
しかし、グレイシーさんは、「結局勝つのは、劉さんだ」と考え
ています。
<しかし存命中と同様に死してなお、劉氏は消し去られたりしな
い。>
<劉暁波氏の苦しみは終わった。
座る者のいない空の椅子と同様、空になった病床の映像が、これ
からの中国を怯えさせる。
そして中国政府はこれからも、劉氏の後に続く人たちを脅し、迫
害し、懲罰を与え続けるだろうが、
このノーベル平和賞受賞者の記憶を消し去ることはできない。
81年前のナチス・ドイツが、自らの恥を決して消すことができな
かったのと同じように。>
キャリー・グレイシーさん、立派です。
世界的に影響力のあるBBC。
これからも、中国の現状を、正しく伝えていただきたいと思い
ます。
ちなみに、オシエツキーさんは、1938年に亡くなりました。
ナチス・ドイツが滅びたのは、その7年後でした。
ノーベル平和賞受賞者・アンドレイ・サハロフ博士は、1989
年に亡くなりました。
ソ連が崩壊したのは、その2年後です。
劉さんは、2017年に亡くなりました。
中国の共産党一党独裁体制は、何年後になくなるのでしょう
か???????
●PS
今回の出所全文、ぜひご一読ください
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-40604347
************
救われるのは、その当時の為政者が嫌ったノーベル賞受賞者が亡くなってから間もなく、既存の社会機構は消えて、
混乱を経て、現在の新しい社会が創られたということです。
習さんは、ゴルビーにはならないといっているとか、「汚職撲滅」はゴルビーの目的「ペレストロイカ」に共通の戦術です。
あまり大げさな混乱を経ずに、一足飛びに「懐かしい未来」社会へ移行して欲しいものです、個人的には大いに支援を致したく。
世間話に、中国には電話網がないから携帯電話はまだ先のこと、と言っているうちに携帯・スマホ大国に成って居ると同様、
独裁封建国家は資本主義の矛盾をも一緒に粉砕して、「懐かしい未来」へと世界の先導役になるでしょう。
纏まりません。
今日は此処まで
2017-7-21
森下克介
どうしてもおかしい。こんなことまでしなければならない政治状況とはどんなんでしょう??
私は、東アジアの人々への親近感から、「懐かしい未来」は日本を含む東アジアの社会こそその推進・牽引社会、
そう思っていました。
とうとうこんな記事まで出てきました。
******************
「ナチスと中国は同じ」 2017-7-21
北野です。
先日亡くなられた劉暁波さん。
中国を代表する人権活動家でノーベル平和賞受賞者でした。
(●その生涯を知りたい方はこちら。
↓http://www.mag2.com/p/news/257347 )
08年、中国の民主化を求める「零八憲章」を起草して逮捕
された。
罪状は、「国家転覆扇動罪」。
10年、ノーベル平和賞受賞。
以後も、ずっと獄中にありました。
17年5月末、「末期の肝臓ガン」と診断された。
そして、7月13日に亡くなりました。
劉さんと彼の考えを支持している人は、山ほどいます
しかし、「劉さんの扱いのひどさについて」、たとえば習近
平を批判する国家指導者はいません。
皆、中国を恐れているか、チャイナマネーがほしいか、どち
らかなのでしょう。
私たちは、「中国は共産党の一党独裁国家。全世界が中国を
嫌っている」と考えがちです。
しかし、残念ながらその認識は、かなり世界とズレています。
たとえば、アメリカでは、「独裁者」といえば、プーチンの
ことを指します。
中国と違い、ロシアには、(一応)大統領選挙も、議会選挙
もあるのですが・・・。
安倍さんも、トランプさんも、メイさんも、マクロンさんも、
メルケルさんも、
誰も劉さんのことで、習近平を批判していません。
しかし、イギリスBBCは、なんと「ナチスドイツ」と今の
中共を比較しながら「そっくりだ!」という論を展開してい
ます。
BBCニュース、7月14日、
<劉暁波氏──中国が消せなかった人>
筆者=キャリー・グレイシー中国編集長
を読んでみましょう。
▼劉さんに負けた習近平
グレイシーさんは、
「中国の指導者たちは、劉さんを恐れている」としています。
<「私は罪となるようなことを何もしていないが、しかし不満
はない」。
劉暁波氏は2009年、法廷でこのように表明した。
そしてそれから刑務所で過ごした長い8年の間、民主主義への
思いを決して撤回しなかった。
中国の指導者たちは、生きる劉氏を恐れたと同じくらい、死し
てなお、劉氏を恐れている。
無理もないことだ。>
<死してなお、劉氏を恐れている。>
そうです。
なぜ?
まず、グレイシーさんは、中国共産党の現状を書いています。
<中国共産党はかつては、信念の政党だった。
党のために殉教する覚悟の同志は大勢いた。
しかし権力を握ってから70年近くたった今の中国共産党は、
硬直的でシニカルな権力者だ。
憲法上の権利を求める人を投獄し、
投獄した人たちについて国内で話題にすることさえ禁じ、
経済力を対外的に駆使して外国政府に沈黙を強いる。
習近平国家主席の下、中国はこうした抑圧を熱心に推進し、
成功を収めてきた。>
なんか、中国共産党は、今も昔も「変わらず人権を抑圧し
てきた」と思うのですが・・・。
それでも、グレイシーさんが中国の現状を正しく認識して
いるのは、喜ばしいことです。
習近平は「成功を収めてきた」そうです。
日本では、「習近平はバカだ!」「習近平はこんな失敗し
た!」
といった話が好まれます。
しかし、残念ながら、習近平はうまくやっています。
最近の実績をあげれば、
・トランプを懐柔した
・グローバリストたちと和解した
・トランプとプーチンの和解を阻止した
ことなどが挙げられるでしょう。
しかし、劉さんについて、グレイシーさんは、
<そのなかにあって、劉暁波氏は例外的な、中国にとっての敗
北だった。>
としています。
なぜ?
▼現代中国とナチスドイツは同じ
<劉氏が2010年のノーベル平和賞を受賞したことから、中
国政府にとっての問題は始まった。平和賞受賞によって劉
氏はただちに、信念のために投獄された世界的著名人の仲
間入りをした。
ネルソン・マンデラ氏、アウンサンスーチー氏、カール・
フォン・オシエツキー氏といった人たちと、肩を並べるよ
うになったのだ。>
劉さんは、ノーベル平和賞を受賞して、「世界の偉人」の
仲間入りをしたのですね。
そう考えると、ノーベル平和賞受賞は、意味があったので
しょう。
グレイシーさんはここで、劉さんとナチスドイツ時代の偉
人オシエツキーさんを比較します。
<カール・フォン・オシエツキーを知らない人もいるだろ
うが、中国政府にとっては特に居心地の悪い比較対象だ。
フォン・オシエツキーは1935年、ナチス・ドイツの強制収
容所にいながらにしてノーベル平和賞を受賞した平和主義
者だった。
アドルフ・ヒトラーは、家族が代理人として授賞式に出席
するのを許さなかった。>
オシエツキーさんは、獄中でノーベル平和賞を受賞した。
ヒトラーは、家族が代理人として授賞式に出るのを許さな
かった。
劉さんは、どうでしょう?
<ノーベル平和賞に選ばれた時、劉氏は国家政権転覆扇動の罪
で服役中だった。
中国政府は、妻が代理として式典に出席することを認めず、そ
れどころか劉霞氏を自宅軟禁にした。
オスロで開かれた2010年の平和賞授賞式で、劉氏の代わりに壇
上に上がったのは、空の椅子だった。
そしてそれを機に、21世紀の中国と1930年代のドイツが比較さ
れるようになったのだ。>
中国政府の劉さんに対する扱いは、ナチスドイツとまったく同
じですね。
しかし、
<21世紀の中国と1930年代のドイツが比較されるようになった
のだ。>
というのは、「え?そうなんですか?」という感じです。
「今の中国は、20世紀はじめのドイツに似ている」という話は
よく聞きます。
しかし、「今の中国は、ナチスドイツと似ている」という話は
あまり聞きません。
いえ、私たち庶民の間では、そんな話もあるかもしれませんが。
上の人たちがそんな発言をしていること、聞いたことがありま
せん。
▼中国人は、劉さんをしらない!?
ところで、ここに驚くべき事実があります。
世界的偉人・劉暁波さんのこと、中国人はほとんど知らない
のです。
<劉氏は国際舞台で中国に恥をかかせたわけだが、本国でそ
の名を知る中国人は少ない。
がん治療のため国外に移ることが可能かをめぐり、中国の病
院の言い分に外国人医師たちが反論したことも、
香港では釈放を求めて徹夜の集会が行われていたことも、
中国国内では徹底した検閲体制のために国民はほとんど何も
知らされていなかった。
自分たちの国で、ノーベル平和賞受賞者が死につつあったと
いうのに。>
おそろしいことですね。
こんな国が、GDPと軍事費で世界2位なのです。
<選択的記憶喪失は中国の国家政策だ。
そして劉氏の投獄から死亡に至るまで、政府は彼の記憶を消し去
ろうと一生懸命だった。
家族や友人たちがなかなか面会できないように、自宅から約600
キロ離れた刑務所に収容した。
妻の劉霞さんが置かれた自宅軟禁はあまりにも抑圧的で、彼女は
次第に体と健康を害されていった。
ノルウェーに対する中国の懲罰行動は苛烈で、今やノルウェー政
府は中国の人権状況や劉氏のノーベル賞について言及を避けるほ
どだ。>
徹底していますね。
▼結局、劉さんが勝つ
しかし、グレイシーさんは、「結局勝つのは、劉さんだ」と考え
ています。
<しかし存命中と同様に死してなお、劉氏は消し去られたりしな
い。>
<劉暁波氏の苦しみは終わった。
座る者のいない空の椅子と同様、空になった病床の映像が、これ
からの中国を怯えさせる。
そして中国政府はこれからも、劉氏の後に続く人たちを脅し、迫
害し、懲罰を与え続けるだろうが、
このノーベル平和賞受賞者の記憶を消し去ることはできない。
81年前のナチス・ドイツが、自らの恥を決して消すことができな
かったのと同じように。>
キャリー・グレイシーさん、立派です。
世界的に影響力のあるBBC。
これからも、中国の現状を、正しく伝えていただきたいと思い
ます。
ちなみに、オシエツキーさんは、1938年に亡くなりました。
ナチス・ドイツが滅びたのは、その7年後でした。
ノーベル平和賞受賞者・アンドレイ・サハロフ博士は、1989
年に亡くなりました。
ソ連が崩壊したのは、その2年後です。
劉さんは、2017年に亡くなりました。
中国の共産党一党独裁体制は、何年後になくなるのでしょう
か???????
●PS
今回の出所全文、ぜひご一読ください
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-40604347
************
救われるのは、その当時の為政者が嫌ったノーベル賞受賞者が亡くなってから間もなく、既存の社会機構は消えて、
混乱を経て、現在の新しい社会が創られたということです。
習さんは、ゴルビーにはならないといっているとか、「汚職撲滅」はゴルビーの目的「ペレストロイカ」に共通の戦術です。
あまり大げさな混乱を経ずに、一足飛びに「懐かしい未来」社会へ移行して欲しいものです、個人的には大いに支援を致したく。
世間話に、中国には電話網がないから携帯電話はまだ先のこと、と言っているうちに携帯・スマホ大国に成って居ると同様、
独裁封建国家は資本主義の矛盾をも一緒に粉砕して、「懐かしい未来」へと世界の先導役になるでしょう。
纏まりません。
今日は此処まで
2017-7-21
森下克介
Posted by もりかつ at
09:57
│Comments(0)
2017年07月16日
[劉暁波]さんの死
劉暁波さんの死、
「懐かしい未来」像の一つが「マルクスの言う共産主義的な社会」も考えられるのではないかと考えたことがあった。
中国社会は、社会主義とはいえ在日の中国関係者の日本での振舞いは全く普通である。「中国は以外に民主的な社会なんだなあ」と考えていました。東アジアの文化の共通性から、「懐かしい未来」への同行者かとも思ったことが在ったが。
ところが今回伝えられる最近の中国の状況は、その「国民の心の中心」が既に変質していると考えるしかない様です。
もし「習近平氏がゴルバチョフだったとしても」「新生中国」はロシアの様にはならないで、「一度足を結わえられた象は、本当の自由を知らないので子供にでも従う」、「そんな象のような国民ばかりの社会」になってしまっているのではないか、と思います。
さて、まさしく「オウエンの「1984年」」の社会に近いのが今の中国社会ではないか、と思い始め、びっくりしています。それでも「そんな社会に日本企業は工場を建て事業をしているということが本当か」と、疑われる気持ちです。
それではコピーを添付します。
*************************************
劉暁波の苦難は自業自得? 反体制派が冷笑を浴びる国
2017年7月16日(日)07時20分
ジェームズ・パーマー(フォーリン・ポリシー誌アジアエディター)
体制に反抗しても太刀打ちできないなら、そういう世の中だと割り切ったほうが気楽なのか ZHANG PENG-LIGHTROCKET/GETTY IMAGES
<ニューズウィーク日本版7月25日号は「劉暁波死去 中国民主化の墓標」特集(2017年7月19日発売予定) 。重病のノーベル平和賞受賞者を死に追いやった共産党。劉暁波の死は中国民主化の終わりか、それとも――。この緊急特集から、中国社会の冷めた民衆心理に関する記事を転載する>
中国の民主活動家で作家の劉暁波(リウ・シアオポー)は、天安門事件の首謀者として投獄されたこともある。09年に懲役11年の判決を受けたときの「罪状」は、政治改革を要求する「08憲章」の中心的な起草者だったこと。彼は5月に末期癌と診断されて先月末に仮出所が認められ、今月13日に国内の病院で死去した。
ただし、中国の市民にとって、劉は英雄というわけではない。大半の中国人は名前を聞いたことがある程度で、全く知らない人もいる。知っている人も、私の経験では嫌悪感を隠さない。劉が危篤状態だと報じられていた頃、ある知人は、「タダで治療してもらえるのだから政府に感謝しろ!」とネットに投稿した。
中国の中流階級は、比較的リベラルな人々さえ、反体制派を軽蔑している。最初の反応は、何かしら非難する理由を見つけることだ。悪いのは被害者であって、彼らを逮捕し、拷問し、牢屋に入れる人々は悪くない。そういう社会なのだから、と。
そんな考え方に最初は衝撃を受けたが、次第に分かってきた。これは生き延びるための自己防衛であり、独裁主義に順応する1つの方法なのだ。
悪いことが起きるのは、本人に相応の理由があるはずだと、私たちは意識的にせよ無意識にせよ考えがちだ。公正な社会では全ての正義は報われ、全ての罪は罰せられるという、いわゆる「公正世界仮説」のためだ。祈りが足りないから癌になった、よく知らない街をうろうろしたからレイプされた、警察官にもっと敬意を表していればそんな扱いを受けなかったのに、といったものだ。
明らかに、そして恐ろしく不公正な世界を前にしたとき、人間は精神的な防衛機能として、世の中は公正だと思い込もうとする。自分がクモの糸で炎の上につり下げられていることに気付かないふりをして、他人の苦しみを正当化する理由を探し、自分は大丈夫だと根拠もなく安心したくなる。
しかも、中国の人々が本能的に見過ごしたくなる相手は、不公正な社会だけではない。不公正な政府という、より差し迫った恐怖がある。
公正世界仮説では、受け入れ難い現実に直面すると、精神的に許容できる物語に変えようとする。不公正をあからさまに否定するのではなく、肩をすくめて犠牲者のせいにする。社会の摂理にあらがっても仕方がない。嵐に向かって傘をさすようなものだ。
ほかの独裁国家と同じように、多くの中国人は、どんなときも権力が自分たちに対してすることに抵抗したくない。政府が市民を鎮圧するなら、犠牲者が悪い。どんな仕打ちを受けるのか分かっていたはずだ。戦おうと思うのが傲慢過ぎる。
【参考記事】獄中の劉暁波が妻に送った「愛の詩」
「一線を越えるな」という教訓
従って中国政府は、劉のようにあからさまに体制を批判する人々については、話題にすることも比較的容認する。服役中の劉がノーベル平和賞を受賞したときも、政府の報道統制による1週間の沈黙を挟んで、中国メディアは一斉に受賞決定を非難した。
劉のような人物は、格好の教訓になる。一線を越えれば破滅する、それは自分の責任なのだ。一線を越えたらどうなるかは明白だが、問題は、不注意で越えてしまうまで危険なラインが分かりにくいことだ。
私の友人のおじは建設会社を経営していたが、ある入札で、素性も知らず競合した相手が実は、地元の役人とマフィアが関わる会社だった。彼は誘拐されて工事中のビルの屋上に連れて行かれ、両脚を切り落とされ、放置されて出血多量で死亡した。彼の兄は冤罪で逮捕された。
中国では、国家にとって不都合なタイミングで不都合な場所にいたというだけの理由で、市民はとてつもないダメージを被る。そのような行為は、政府にとって最も危険な不正なのだ。
市民が無関心から目覚めることができるとしたら、歯に衣着せぬ活動家ではなく、普通の犠牲者によって突き動かされたときだ。従って、当局とのありふれた衝突が悲劇に発展した事件の多くは、国内で報道が許されるのは一瞬だけ。事件直後に注目を集めた後は、 議論にさえできなくなる。
一方で、政治的糾弾のプロセスは大々的に宣伝される。例えば、中国政府は13年に、盛り上がり始めたオンライン社会を抑圧すると決めた。そして、中国版マイクロブログ新浪微博(シンランウェイボー)の有名ブロガーだった薜必群(シュエ・ビーチュン)が買春容疑で逮捕され、ブログで人々を扇動した「罪」を自白する姿がテレビの生放送でさらされた。
番組を見た後、知的でリベラルな中国人女性の同僚が私に言った。「彼は警告を受けていたはずよ」
気功集団の法輪功が弾圧を受け始めた頃も、最初は多くの市民が同情的だった。しかし、創設者や幹部が国との対立姿勢を強め、99年に大勢の信者が北京の役所を取り囲む事件が起きると、共感は消え去った。
中国には昔から、人間の運命は現在ではなく過去の罪によって決まるという考え方がある。劉はかつて、中国は「300年間の植民地支配」を経て、ようやく香港と同じくらい文明化されるだろうと書いた。アメリカの対テロ戦争に繰り返し支持を表明し、時には欧米の欠点にあえて目をつぶった。
中国の多くの知識人は、このような過去の言動を引き合いに出して彼を非難した。しかし、大胆な発言や純粋な姿勢が、なぜ長年の迫害と懲役を正当化する理由になるのかは、誰も説明しなかった。誰かを批判して、その口実が見つかれば、自分は安らかな気持ちでいられる。
【参考記事】辛口風刺画・中国的本音:死の淵に立っても劉暁波を容赦しない「人でなし」共産党
劉や、人権活動家として知られる現代美術家の艾未未(アイ・ウェイウェイ)のような反体制派について中国の人々は、欧米での注目やカネを目当てに、欧米に擦り寄っていると捉えることが多い。
共産党機関紙の人民日報系のタブロイド紙である環球時報は、民主化運動は「賭けに負けた」と書いた。このような風潮は、国内の反体制運動は必ず「外国の勢力」と結び付いているという、政府の徹底したプロパガンダの成果でもある。
一方で、反体制派に対するこのような感情は、中国社会の皮肉な世界観で全てを片付けるすべでもある。社会制度に盾突く人は欧米のカネが目当てだと思っていれば、自分の日々の妥協と堕落を正当化できる。
80 年代に青年時代を過ごし、一度は理想主義を掲げた人々は、特にその傾向が強い。自分たちは妥協したのに、いつまでも頑固な奴らはどうしてできないのか。今は誰もが、少なくとも教育を受けて都会で専門職に就いている自分たちは、うまくやっているのに、というわけだ。
いつの日か劉が、より公正で、より良い、より優しい中国を目指した多くの殉教者の1人として、人々の記憶に刻まれてほしい。だが、それはかなり先の話だろう。今は多くの中国人が、彼の運命に肩をすくめている。あんなことをすればどうなるかなんて、分かっていたじゃないか、と。
From Foreign Policy Magazine
*************************************
これからは、地球規模で、新しい社会に展開しなければならないのに、この中国のような社会はどういう変化をするのでしょうか?
他の多くの民主主義国家とは云っても様々で、その中での統合も簡単ではないのですが、本当に間に合うのでしょうか?
それでも、泣いて・へこたれているわけには行かない、世界中の人がそれぞれに動き出すためには、まだまだ課題はあります。
そうです、宗教です。まさに中世に書かれた聖典を一字も変えないで、今でもそれを信じている、信じされているのは困ります。生まれ育ったときからその宗教社会に居て、死んだら天国に行くことの為なら、自爆テロも正義では困ります。「彼らは一部の過激派」とは云いますが、聖典にはその通りかかれている、日常生活という上澄みにはでてこない聖典の凄さ(恐ろしさ)です。信者の皆さんは、この恐ろしさを理解できるような勉強はしていないのですから手に負えません。
愚痴ばかりですが、何とか考えと行動につなぐ必要があります。時間は殆どありません。
今日はここまでにします。
では、
2017-7-16
森下克介
「懐かしい未来」像の一つが「マルクスの言う共産主義的な社会」も考えられるのではないかと考えたことがあった。
中国社会は、社会主義とはいえ在日の中国関係者の日本での振舞いは全く普通である。「中国は以外に民主的な社会なんだなあ」と考えていました。東アジアの文化の共通性から、「懐かしい未来」への同行者かとも思ったことが在ったが。
ところが今回伝えられる最近の中国の状況は、その「国民の心の中心」が既に変質していると考えるしかない様です。
もし「習近平氏がゴルバチョフだったとしても」「新生中国」はロシアの様にはならないで、「一度足を結わえられた象は、本当の自由を知らないので子供にでも従う」、「そんな象のような国民ばかりの社会」になってしまっているのではないか、と思います。
さて、まさしく「オウエンの「1984年」」の社会に近いのが今の中国社会ではないか、と思い始め、びっくりしています。それでも「そんな社会に日本企業は工場を建て事業をしているということが本当か」と、疑われる気持ちです。
それではコピーを添付します。
*************************************
劉暁波の苦難は自業自得? 反体制派が冷笑を浴びる国
2017年7月16日(日)07時20分
ジェームズ・パーマー(フォーリン・ポリシー誌アジアエディター)
体制に反抗しても太刀打ちできないなら、そういう世の中だと割り切ったほうが気楽なのか ZHANG PENG-LIGHTROCKET/GETTY IMAGES
<ニューズウィーク日本版7月25日号は「劉暁波死去 中国民主化の墓標」特集(2017年7月19日発売予定) 。重病のノーベル平和賞受賞者を死に追いやった共産党。劉暁波の死は中国民主化の終わりか、それとも――。この緊急特集から、中国社会の冷めた民衆心理に関する記事を転載する>
中国の民主活動家で作家の劉暁波(リウ・シアオポー)は、天安門事件の首謀者として投獄されたこともある。09年に懲役11年の判決を受けたときの「罪状」は、政治改革を要求する「08憲章」の中心的な起草者だったこと。彼は5月に末期癌と診断されて先月末に仮出所が認められ、今月13日に国内の病院で死去した。
ただし、中国の市民にとって、劉は英雄というわけではない。大半の中国人は名前を聞いたことがある程度で、全く知らない人もいる。知っている人も、私の経験では嫌悪感を隠さない。劉が危篤状態だと報じられていた頃、ある知人は、「タダで治療してもらえるのだから政府に感謝しろ!」とネットに投稿した。
中国の中流階級は、比較的リベラルな人々さえ、反体制派を軽蔑している。最初の反応は、何かしら非難する理由を見つけることだ。悪いのは被害者であって、彼らを逮捕し、拷問し、牢屋に入れる人々は悪くない。そういう社会なのだから、と。
そんな考え方に最初は衝撃を受けたが、次第に分かってきた。これは生き延びるための自己防衛であり、独裁主義に順応する1つの方法なのだ。
悪いことが起きるのは、本人に相応の理由があるはずだと、私たちは意識的にせよ無意識にせよ考えがちだ。公正な社会では全ての正義は報われ、全ての罪は罰せられるという、いわゆる「公正世界仮説」のためだ。祈りが足りないから癌になった、よく知らない街をうろうろしたからレイプされた、警察官にもっと敬意を表していればそんな扱いを受けなかったのに、といったものだ。
明らかに、そして恐ろしく不公正な世界を前にしたとき、人間は精神的な防衛機能として、世の中は公正だと思い込もうとする。自分がクモの糸で炎の上につり下げられていることに気付かないふりをして、他人の苦しみを正当化する理由を探し、自分は大丈夫だと根拠もなく安心したくなる。
しかも、中国の人々が本能的に見過ごしたくなる相手は、不公正な社会だけではない。不公正な政府という、より差し迫った恐怖がある。
公正世界仮説では、受け入れ難い現実に直面すると、精神的に許容できる物語に変えようとする。不公正をあからさまに否定するのではなく、肩をすくめて犠牲者のせいにする。社会の摂理にあらがっても仕方がない。嵐に向かって傘をさすようなものだ。
ほかの独裁国家と同じように、多くの中国人は、どんなときも権力が自分たちに対してすることに抵抗したくない。政府が市民を鎮圧するなら、犠牲者が悪い。どんな仕打ちを受けるのか分かっていたはずだ。戦おうと思うのが傲慢過ぎる。
【参考記事】獄中の劉暁波が妻に送った「愛の詩」
「一線を越えるな」という教訓
従って中国政府は、劉のようにあからさまに体制を批判する人々については、話題にすることも比較的容認する。服役中の劉がノーベル平和賞を受賞したときも、政府の報道統制による1週間の沈黙を挟んで、中国メディアは一斉に受賞決定を非難した。
劉のような人物は、格好の教訓になる。一線を越えれば破滅する、それは自分の責任なのだ。一線を越えたらどうなるかは明白だが、問題は、不注意で越えてしまうまで危険なラインが分かりにくいことだ。
私の友人のおじは建設会社を経営していたが、ある入札で、素性も知らず競合した相手が実は、地元の役人とマフィアが関わる会社だった。彼は誘拐されて工事中のビルの屋上に連れて行かれ、両脚を切り落とされ、放置されて出血多量で死亡した。彼の兄は冤罪で逮捕された。
中国では、国家にとって不都合なタイミングで不都合な場所にいたというだけの理由で、市民はとてつもないダメージを被る。そのような行為は、政府にとって最も危険な不正なのだ。
市民が無関心から目覚めることができるとしたら、歯に衣着せぬ活動家ではなく、普通の犠牲者によって突き動かされたときだ。従って、当局とのありふれた衝突が悲劇に発展した事件の多くは、国内で報道が許されるのは一瞬だけ。事件直後に注目を集めた後は、 議論にさえできなくなる。
一方で、政治的糾弾のプロセスは大々的に宣伝される。例えば、中国政府は13年に、盛り上がり始めたオンライン社会を抑圧すると決めた。そして、中国版マイクロブログ新浪微博(シンランウェイボー)の有名ブロガーだった薜必群(シュエ・ビーチュン)が買春容疑で逮捕され、ブログで人々を扇動した「罪」を自白する姿がテレビの生放送でさらされた。
番組を見た後、知的でリベラルな中国人女性の同僚が私に言った。「彼は警告を受けていたはずよ」
気功集団の法輪功が弾圧を受け始めた頃も、最初は多くの市民が同情的だった。しかし、創設者や幹部が国との対立姿勢を強め、99年に大勢の信者が北京の役所を取り囲む事件が起きると、共感は消え去った。
中国には昔から、人間の運命は現在ではなく過去の罪によって決まるという考え方がある。劉はかつて、中国は「300年間の植民地支配」を経て、ようやく香港と同じくらい文明化されるだろうと書いた。アメリカの対テロ戦争に繰り返し支持を表明し、時には欧米の欠点にあえて目をつぶった。
中国の多くの知識人は、このような過去の言動を引き合いに出して彼を非難した。しかし、大胆な発言や純粋な姿勢が、なぜ長年の迫害と懲役を正当化する理由になるのかは、誰も説明しなかった。誰かを批判して、その口実が見つかれば、自分は安らかな気持ちでいられる。
【参考記事】辛口風刺画・中国的本音:死の淵に立っても劉暁波を容赦しない「人でなし」共産党
劉や、人権活動家として知られる現代美術家の艾未未(アイ・ウェイウェイ)のような反体制派について中国の人々は、欧米での注目やカネを目当てに、欧米に擦り寄っていると捉えることが多い。
共産党機関紙の人民日報系のタブロイド紙である環球時報は、民主化運動は「賭けに負けた」と書いた。このような風潮は、国内の反体制運動は必ず「外国の勢力」と結び付いているという、政府の徹底したプロパガンダの成果でもある。
一方で、反体制派に対するこのような感情は、中国社会の皮肉な世界観で全てを片付けるすべでもある。社会制度に盾突く人は欧米のカネが目当てだと思っていれば、自分の日々の妥協と堕落を正当化できる。
80 年代に青年時代を過ごし、一度は理想主義を掲げた人々は、特にその傾向が強い。自分たちは妥協したのに、いつまでも頑固な奴らはどうしてできないのか。今は誰もが、少なくとも教育を受けて都会で専門職に就いている自分たちは、うまくやっているのに、というわけだ。
いつの日か劉が、より公正で、より良い、より優しい中国を目指した多くの殉教者の1人として、人々の記憶に刻まれてほしい。だが、それはかなり先の話だろう。今は多くの中国人が、彼の運命に肩をすくめている。あんなことをすればどうなるかなんて、分かっていたじゃないか、と。
From Foreign Policy Magazine
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これからは、地球規模で、新しい社会に展開しなければならないのに、この中国のような社会はどういう変化をするのでしょうか?
他の多くの民主主義国家とは云っても様々で、その中での統合も簡単ではないのですが、本当に間に合うのでしょうか?
それでも、泣いて・へこたれているわけには行かない、世界中の人がそれぞれに動き出すためには、まだまだ課題はあります。
そうです、宗教です。まさに中世に書かれた聖典を一字も変えないで、今でもそれを信じている、信じされているのは困ります。生まれ育ったときからその宗教社会に居て、死んだら天国に行くことの為なら、自爆テロも正義では困ります。「彼らは一部の過激派」とは云いますが、聖典にはその通りかかれている、日常生活という上澄みにはでてこない聖典の凄さ(恐ろしさ)です。信者の皆さんは、この恐ろしさを理解できるような勉強はしていないのですから手に負えません。
愚痴ばかりですが、何とか考えと行動につなぐ必要があります。時間は殆どありません。
今日はここまでにします。
では、
2017-7-16
森下克介
Posted by もりかつ at
13:58
│Comments(0)
2017年07月05日
ホーキング博士も言っていました。
とうとう見つけました。
地球環境問題の本質を、世界の頭脳が公表しました。
「他の惑星への移住」を主張しています。もう既に遅しと言うことでしょう。
この危機感を世界中が自分のものとしえ、行動しなければ、有得ない人類の生存できる惑星への移住と言う宇宙漂流にでるしかない。
やはり、人類はキリギリス、即ち今世紀で滅びるべき(キリギリスにとっての冬が22世紀)生き物であったということになる。自然界は大きな必然のプロセスを粛々と流れていくだけでしょう。その後の生命体が、人類と言う生命体の痕跡を眺め、宇宙史の話題にされるだけ。
幾らなんでも、これでは堪らない、思いっきり生きるのが人類の根性ではないのでしょうか!頑張れ・頑張れ・・・・。
**** **** *****
「地球の気温は250度まで上昇し硫酸の雨が降る」ホーキング博士
2017年7月4日(火)19時01分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
理論物理学者のスティーブン・ホーキング博士 Toby Melville-REUTERS
<アメリカのパリ協定離脱を批判したホーキング博士が、地球の「金星化」を予言。さらにこれを裏付けるデータも>
著名な理論物理学者スティーブン・ホーキング博士が、人類に警告を発した。地球上の気温はいずれ250度まで上昇し、このままだと手遅れの状況になる可能性があるという。
7月2日に母校のケンブリッジ大学で行われた75歳の祝賀記念講演でホーキング博士は、アメリカの「パリ協定」からの脱退が原因で、地球上の気温上昇が加速するとの見方を示した。人類にとっての最善策は、他の惑星を植民地化することだと語った。
ホーキング博士は「地球温暖化は後戻りできない転換点に近づいている」と指摘し、ドナルド・トランプ米大統領によるパリ協定脱退の決断がさらに地球を追い詰めることになると非難した。気温は250度まで上がって硫酸の雨が降るという、まるで金星のように過酷な環境だ。
さらにこれを裏付けるような調査結果が出た。アメリカ気象学会の衛星データから地球表面と地球全体の温度が連動してどんどん暑くなってきていることが確認されたとワシントンポストが報じた。
【参考記事】イーロン・マスク「火星移住は生きている間に可能だと知ってほしい」
【参考記事】リッチな人々の火星移住は近い
不可逆的な状況になる前に
トランプは6月1日にホワイトハウスで声明を読み上げ、パリ協定から離脱すると発表した。同時に、自ら離脱するにもかかわらず「(パリ協定に署名する194カ国と)再交渉を始めて公正な協定を結びたい」とも提案。これを受け、ドイツ・メルケル首相とフランス、イタリアの首相は即座に連名で声明を発表。「パリ協定は再交渉できない」とトランプの提案を拒んだとニューヨーク・タイムズなどが報じた。
トランプの掲げるアメリカ第一主義に則って、離脱は「米国の雇用を守ることにつながる」と主張したが、アップル、フェイスブックなどの企業から批判を浴びる結果になってしまった。アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)はツイッタ―で、「パリ協定脱退は間違った決定」だと投稿した。
一方で、炭素燃料の規制を進めるカリフォルニア州とオレゴン州をはじめ、自治体ごとの動きは活発化している。ニューヨーク州が主導する「気候同盟」は、パリ協定の目標達成に独自に取り組む州が加盟。ニューヨーク・タイムズによれば、6月時点でハワイ州を含む10州が参画している。
「第2の地球」となる他の惑星への移住を提案したホーキング博士も、「今行動すれば防げる」と言っている。不可逆的な状況になる前の最後の警鐘なのかもしれない。
【参考記事】冥王星への長旅をホーキングも祝福
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追;
ホーキング氏と私との共通点を見つけました。
そうです、二人とも「1942年」生まれでした。
それでは又。
地球環境問題の本質を、世界の頭脳が公表しました。
「他の惑星への移住」を主張しています。もう既に遅しと言うことでしょう。
この危機感を世界中が自分のものとしえ、行動しなければ、有得ない人類の生存できる惑星への移住と言う宇宙漂流にでるしかない。
やはり、人類はキリギリス、即ち今世紀で滅びるべき(キリギリスにとっての冬が22世紀)生き物であったということになる。自然界は大きな必然のプロセスを粛々と流れていくだけでしょう。その後の生命体が、人類と言う生命体の痕跡を眺め、宇宙史の話題にされるだけ。
幾らなんでも、これでは堪らない、思いっきり生きるのが人類の根性ではないのでしょうか!頑張れ・頑張れ・・・・。
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「地球の気温は250度まで上昇し硫酸の雨が降る」ホーキング博士
2017年7月4日(火)19時01分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
理論物理学者のスティーブン・ホーキング博士 Toby Melville-REUTERS
<アメリカのパリ協定離脱を批判したホーキング博士が、地球の「金星化」を予言。さらにこれを裏付けるデータも>
著名な理論物理学者スティーブン・ホーキング博士が、人類に警告を発した。地球上の気温はいずれ250度まで上昇し、このままだと手遅れの状況になる可能性があるという。
7月2日に母校のケンブリッジ大学で行われた75歳の祝賀記念講演でホーキング博士は、アメリカの「パリ協定」からの脱退が原因で、地球上の気温上昇が加速するとの見方を示した。人類にとっての最善策は、他の惑星を植民地化することだと語った。
ホーキング博士は「地球温暖化は後戻りできない転換点に近づいている」と指摘し、ドナルド・トランプ米大統領によるパリ協定脱退の決断がさらに地球を追い詰めることになると非難した。気温は250度まで上がって硫酸の雨が降るという、まるで金星のように過酷な環境だ。
さらにこれを裏付けるような調査結果が出た。アメリカ気象学会の衛星データから地球表面と地球全体の温度が連動してどんどん暑くなってきていることが確認されたとワシントンポストが報じた。
【参考記事】イーロン・マスク「火星移住は生きている間に可能だと知ってほしい」
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不可逆的な状況になる前に
トランプは6月1日にホワイトハウスで声明を読み上げ、パリ協定から離脱すると発表した。同時に、自ら離脱するにもかかわらず「(パリ協定に署名する194カ国と)再交渉を始めて公正な協定を結びたい」とも提案。これを受け、ドイツ・メルケル首相とフランス、イタリアの首相は即座に連名で声明を発表。「パリ協定は再交渉できない」とトランプの提案を拒んだとニューヨーク・タイムズなどが報じた。
トランプの掲げるアメリカ第一主義に則って、離脱は「米国の雇用を守ることにつながる」と主張したが、アップル、フェイスブックなどの企業から批判を浴びる結果になってしまった。アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)はツイッタ―で、「パリ協定脱退は間違った決定」だと投稿した。
一方で、炭素燃料の規制を進めるカリフォルニア州とオレゴン州をはじめ、自治体ごとの動きは活発化している。ニューヨーク州が主導する「気候同盟」は、パリ協定の目標達成に独自に取り組む州が加盟。ニューヨーク・タイムズによれば、6月時点でハワイ州を含む10州が参画している。
「第2の地球」となる他の惑星への移住を提案したホーキング博士も、「今行動すれば防げる」と言っている。不可逆的な状況になる前の最後の警鐘なのかもしれない。
【参考記事】冥王星への長旅をホーキングも祝福
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追;
ホーキング氏と私との共通点を見つけました。
そうです、二人とも「1942年」生まれでした。
それでは又。
Posted by もりかつ at
11:06
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