2023年10月21日
「2.5億年後には、否応なく高温の大気が人類も死滅する」ということです
前略
2.5億年後の世界の話です。
気温上昇によって、人類を含む生物の大半が死滅する、というコンピュータシミュレーション結果が報告された。
これは、現在の人為的なCO2排出が原因という訳ではない、ということです。
現在議論している「気候危機」は人為的なCO2排出による、平均気温が1.5℃上昇すると大変なことになる、という視点と違う。
人間の存在にかかわらない気温上昇である。
・・・・
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
ーーーーーーーー生物の大量絶滅は「超酷暑」が原因...ーーーーーーー
新たな超大陸「パンゲア・ウルティマ」とは? 最新研究より
2023年10月20日;ジェス・トムソン
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>>><スーパーコンピューターの気候モデルが描き出す、哺乳類の大半が地球から姿を消す恐怖のシナリオとは?>
次に地球上で起こる生物の大量絶滅は、気温の劇的な上昇が原因になるかもしれない。
そして、絶滅種の中には人類も含まれる可能性がある。
・・・・・
学術誌ネイチャー・ジオサイエンスで発表されたスーパーコンピューターを使った気候モデルに関する論文によれば、地球の気温は2億5000万年後には生存不可能な水準まで上昇するため、哺乳類のほとんどが絶滅する恐れがあるという。
新たな超大陸が赤道近くに形成されると予測されていることも、状況をさらに深刻化させる要因だ。
人類もこの絶滅シナリオの影響を大きく受ける。「人間には一般的に乗り越えることのできない熱ストレスの限界がある」と、論文の主著者で英ブリストル大学上級研究員のアレクサンダー・ファーンスワースは本誌に語った。
・・・・
「湿球温度(乾湿球湿度計の湿球が示す温度、気温と湿度の両方を反映する)が35度(最近の研究では31度とも)を超える中に6時間以上いると生命に関わる可能性がある。同様に、乾球温度(いわゆる気温)が40度を超え、湿度は低いという状態が一定時間、続く場合も命に関わる」
「テクノロジーを勘定に入れれば、空調付きで環境を制御したシェルターを建設すれば生存は可能だ。
だが、食糧生産を行う施設も建てなければならないだろう」と彼は言う。
・・・・・・・・・・・・・
気温上昇が予測される要因は2つ。
1つは地殻運動により火山の噴火が増えることによる大気中の二酸化炭素量の増加。
もう1つの要因は太陽放射の増加(約2.5%)だ。
・・・・・・・・・・・・・
「われわれの研究では、地球の温度は現在より10~15度高くなり、陸上だけを見ると現在の平均より25~30度も高くなる可能性がある」とファーンスワースは言う。
・・・・
>>>>熱帯にできる新・超大陸
研究によれば、さらに問題を大きくするのが新たな超大陸「パンゲア・ウルティマ」の形成だ。
この超大陸で、哺乳類が生息できるのは陸地の8~16%程度にとどまるだろう。
超大陸は赤道周辺に位置するとみられるからだ。
・・・・
「大陸の位置が変わって1つの超大陸になるというだけでも、地表温度は大幅に上昇する。
これは主に、陸地のほとんどが現在で言う熱帯地方に集まるからだ」と、ファーンスワースは言う。
「その上2億5000万年後、太陽は今より約2.5%明るくなり、地球にさらなるエネルギーをもたらす。
地殻変動で大陸が集まって超大陸が形成されることで、火山から大気中へのガス放出も増える」
こうした気温上昇は人類を含む哺乳類にとっては特に脅威だ。
というのも、哺乳類は暑さよりも寒さに耐えられるように進化してきている。
・・・・
>>>>「植物は一般的に、40度を超える気温を好まない」
「哺乳類が放熱プロセスを働かせるためには、周囲の空気の温度は皮膚より低くなければならないし、皮膚の温度は中核体温よりも低くなければならない」とファーンスワースは言う。
「気温が皮膚温より高く、代謝熱を容易に発散させられないと、危険な過熱状態に陥ってしまう」
また、酷暑は哺乳類の命を食料などとして支えている他の生き物の生育環境をも破壊してしまう。
「植物は一般的に、40度を超える気温を好まない。
超大陸のほとんどの温度はこの水準を超えるかもしれない」と、ファーンスワースは言う。
・・・・・
「広い範囲で植物が生えなくなったら、植物に依存している他の(昆虫などの)生き物が悪影響を受け、それに続いてそうした生き物を食料としている食物連鎖のピラミッドの上のほうの種類の生き物も悪影響を受ける」
幅広い生物が巻き込まれる、何とも恐ろしい事態だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/10/post-102872_1.php
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
現在進行中の気候危機のタイムリミットは何年後か、そんなに長い時間は必要ないと思われる。
現在の400PPMの段階で、世界中が騒ぐほどですから、数年後にはもっと気温が上がり、10年とか数十年で既に人類が生きる為には相当厳しいい気温になってしまっていると考えられる。
・・・・
此処の議論では、他の惑星に逃げるという選択肢はない。
とんでもないことが起きるということで、警鐘であろう。
何しろ、「化石燃料使用ゼロ」は政治家の責任で実現できるとしたら、「世界中でストライキをしたら」実現できるのでしょうか?
・・・・
世界中が、石油もメタンガスも石炭も使用しない生活である、政治家がそれを実現できるというのか????
何か的外れな行動が行われているとしか思えません・・・・・。
・・・・
では、草々
2023-10-21
森下克介
2.5億年後の世界の話です。
気温上昇によって、人類を含む生物の大半が死滅する、というコンピュータシミュレーション結果が報告された。
これは、現在の人為的なCO2排出が原因という訳ではない、ということです。
現在議論している「気候危機」は人為的なCO2排出による、平均気温が1.5℃上昇すると大変なことになる、という視点と違う。
人間の存在にかかわらない気温上昇である。
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ーーーーーーーー生物の大量絶滅は「超酷暑」が原因...ーーーーーーー
新たな超大陸「パンゲア・ウルティマ」とは? 最新研究より
2023年10月20日;ジェス・トムソン
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>>><スーパーコンピューターの気候モデルが描き出す、哺乳類の大半が地球から姿を消す恐怖のシナリオとは?>
次に地球上で起こる生物の大量絶滅は、気温の劇的な上昇が原因になるかもしれない。
そして、絶滅種の中には人類も含まれる可能性がある。
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学術誌ネイチャー・ジオサイエンスで発表されたスーパーコンピューターを使った気候モデルに関する論文によれば、地球の気温は2億5000万年後には生存不可能な水準まで上昇するため、哺乳類のほとんどが絶滅する恐れがあるという。
新たな超大陸が赤道近くに形成されると予測されていることも、状況をさらに深刻化させる要因だ。
人類もこの絶滅シナリオの影響を大きく受ける。「人間には一般的に乗り越えることのできない熱ストレスの限界がある」と、論文の主著者で英ブリストル大学上級研究員のアレクサンダー・ファーンスワースは本誌に語った。
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「湿球温度(乾湿球湿度計の湿球が示す温度、気温と湿度の両方を反映する)が35度(最近の研究では31度とも)を超える中に6時間以上いると生命に関わる可能性がある。同様に、乾球温度(いわゆる気温)が40度を超え、湿度は低いという状態が一定時間、続く場合も命に関わる」
「テクノロジーを勘定に入れれば、空調付きで環境を制御したシェルターを建設すれば生存は可能だ。
だが、食糧生産を行う施設も建てなければならないだろう」と彼は言う。
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気温上昇が予測される要因は2つ。
1つは地殻運動により火山の噴火が増えることによる大気中の二酸化炭素量の増加。
もう1つの要因は太陽放射の増加(約2.5%)だ。
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「われわれの研究では、地球の温度は現在より10~15度高くなり、陸上だけを見ると現在の平均より25~30度も高くなる可能性がある」とファーンスワースは言う。
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>>>>熱帯にできる新・超大陸
研究によれば、さらに問題を大きくするのが新たな超大陸「パンゲア・ウルティマ」の形成だ。
この超大陸で、哺乳類が生息できるのは陸地の8~16%程度にとどまるだろう。
超大陸は赤道周辺に位置するとみられるからだ。
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「大陸の位置が変わって1つの超大陸になるというだけでも、地表温度は大幅に上昇する。
これは主に、陸地のほとんどが現在で言う熱帯地方に集まるからだ」と、ファーンスワースは言う。
「その上2億5000万年後、太陽は今より約2.5%明るくなり、地球にさらなるエネルギーをもたらす。
地殻変動で大陸が集まって超大陸が形成されることで、火山から大気中へのガス放出も増える」
こうした気温上昇は人類を含む哺乳類にとっては特に脅威だ。
というのも、哺乳類は暑さよりも寒さに耐えられるように進化してきている。
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>>>>「植物は一般的に、40度を超える気温を好まない」
「哺乳類が放熱プロセスを働かせるためには、周囲の空気の温度は皮膚より低くなければならないし、皮膚の温度は中核体温よりも低くなければならない」とファーンスワースは言う。
「気温が皮膚温より高く、代謝熱を容易に発散させられないと、危険な過熱状態に陥ってしまう」
また、酷暑は哺乳類の命を食料などとして支えている他の生き物の生育環境をも破壊してしまう。
「植物は一般的に、40度を超える気温を好まない。
超大陸のほとんどの温度はこの水準を超えるかもしれない」と、ファーンスワースは言う。
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「広い範囲で植物が生えなくなったら、植物に依存している他の(昆虫などの)生き物が悪影響を受け、それに続いてそうした生き物を食料としている食物連鎖のピラミッドの上のほうの種類の生き物も悪影響を受ける」
幅広い生物が巻き込まれる、何とも恐ろしい事態だ。
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https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/10/post-102872_1.php
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現在進行中の気候危機のタイムリミットは何年後か、そんなに長い時間は必要ないと思われる。
現在の400PPMの段階で、世界中が騒ぐほどですから、数年後にはもっと気温が上がり、10年とか数十年で既に人類が生きる為には相当厳しいい気温になってしまっていると考えられる。
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此処の議論では、他の惑星に逃げるという選択肢はない。
とんでもないことが起きるということで、警鐘であろう。
何しろ、「化石燃料使用ゼロ」は政治家の責任で実現できるとしたら、「世界中でストライキをしたら」実現できるのでしょうか?
・・・・
世界中が、石油もメタンガスも石炭も使用しない生活である、政治家がそれを実現できるというのか????
何か的外れな行動が行われているとしか思えません・・・・・。
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では、草々
2023-10-21
森下克介
Posted by もりかつ at 14:34│Comments(0)