2022年01月12日
「原発」「天然ガス」は「グリーンエネルギー」か
前略
どうしても出てくる議論である。
「アメリカ」「も中国」も、もちろん「」フランスも「原発大国」である。
・・・・
2020年時、世界での稼働中の原発は437基、計画中の原発が82基ということである。
歴史的には、2011年の福島事故時にどんと減ったものの、其の後また順次増加してきている、2019年には減少した。
・・・・
安い電源という振れ込みと、CO2排出がないという振れ込みが相変わらず生きているようです。
日本でも、すでに「原発の電気は安くない」という認識が広まっている、同時に「安くない原因は、建設条件が厳しくなれば初期費用も莫大になろう、更に運転時にも条件が厳しくなると安い電力ではない、更に本格的に汚染廃棄物の始末が出来ない今では最後の処理コストが高いというのは、まさに処理のためのエネルギーコスト(CO2排出)が高くなるということでしょう。
・・・・
結局、現在とこれからはもうすでに過去の原発の亡霊を後生大事にしているわけにはいかないでしょう。
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ーーーー原発は「グリーンエネルギー」と言えるか?「脱原発vs原発回帰」でEU分裂ーーーー
2022年1月12日(水);ゾーエ・ストロズースキ、ニューズウイーク、
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>>><脱炭素の過程における原子力発電を認めるか否かで、ドイツとフランスなど方針が異なる国同士でEUが割れている>
EUの欧州委員会は1月1日、脱炭素化への過程で原発を「グリーンエネルギー」に認定し活用する方針を発表したが、EU内は支持と不支持で割れている。
脱原発を掲げるドイツは反対し、2045年までに温室効果ガスの実質排出ゼロを目指すための「つなぎ」の電源としては天然ガスを重視すると強調した。
・・・
EU諸国の中ではオーストリアとルクセンブルクも原発は二酸化炭素をほとんど出さないが、有害な放射性廃棄物が残り続ける。
一方で天然ガスも、燃やせば石炭ほどではないものの二酸化炭素を排出すると、環境保護主義者たちは批判している。
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https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/01/eu-284.php
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此処で、「原発」も「天然ガス」も大丈夫と間違えて手綱をゆるめてしまったら何が起こるか考えればわかる、元の木阿弥である。
あちら此方からの水漏れ、「上手の手から水漏れ」になってしまう。
(今回は、EUが火をつけて、原発と天然ガスへの甘い期待を徹底的に議論して、本当に道へ導こうとしているということでしょう。)
・・・・
中途半端な妥協が始まれば、500基以上の原発が世界中で稼働し、事故の危険性があるわけです。
これがどうして、「核戦争は国家間でしない」と言っても、いくつもの原発の事故が、軽水炉であるとはいえ、チェルノブイリの様な大事故にならないとは言えないでしょう、一番恐ろしいのは、原子炉爆破(ミサイルでも)事故がない保証はない、発生可能性は500基の原発にかかっているわけです。
これからの新型の原発は大丈夫とは言えないはずです。
・・・・
勿論「天然ガス炉」なら大丈夫なんて言う話もおかしなものです。
現在でも、「GHG排出ゼロ」の見通しが全く立っていないのに、天然ガスで発電を許してどうして、「GHG排出ゼロ」を実現する方法がありうるのでしょう。
・・・・
この機会に、「現在の豊かさ」を維持して、「GHG排出ゼロ」を実現するのは、「現在の豊かさとは何か」の議論をし直すことをやらなければならない。世界中で、現在の人間の享受している豊かさというのは、「まったくの間違い」であると確認しんなければならない。
すなわち、産業革命によるCO2を莫大に排出していること、更に「資本主義経済」という貨幣経済が、「外部不経済」を放置していることである。
現在の豊かさは、この外部不経済によって作られている「ある種のバベルの塔」見たいなもの、「罰当たり」なことであるから、天罰てき面で、やり直さなければならない。
即ち、傲慢になった人間は「生態系の一員としての、豊かさを再度理解しなければならない」、金さえあれば「いくらでも高額医療を受け、贅沢をして、神様の近づこうとする」これこそ間違いの典型ではないでしょうか。
・・・・
人は、生まれて死ぬまで、他の生命と同じ生命現象であるという認識が必要でしょう。
そのような、視点に立って、共同体の中でつましく生きることこそ人間でしょう。
・・・
最近の話題では、「世界のEV化」の話題には、「GFANZ」(ネットゼロへのグラスゴウ連携)に関連して、「EVは「地産地消」型のビジネスになっていく、と言われている。
正にその通りでしょう、金儲け資本主義もいつまでも続くわけには行かないが、全ての人間活動がこれと同じ「自給自足・地産地消」の流れ、生態系のあり様と同じにならざるを得ない、その時に「人間として生きる幸せと豊かさを感じることのできる理解」が必要でしょう。
・・・
飛躍が大きいと感じるかもしれません、しかしこの道しかないのです。
世界中の議論が早くここに行かなければ、「ホットハウス・アース」の「鍋ガエル」になるだけでしょう、「金星で暮らせますか?」
・・・・
では、草々
2020-10-12
森下克介
どうしても出てくる議論である。
「アメリカ」「も中国」も、もちろん「」フランスも「原発大国」である。
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2020年時、世界での稼働中の原発は437基、計画中の原発が82基ということである。
歴史的には、2011年の福島事故時にどんと減ったものの、其の後また順次増加してきている、2019年には減少した。
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安い電源という振れ込みと、CO2排出がないという振れ込みが相変わらず生きているようです。
日本でも、すでに「原発の電気は安くない」という認識が広まっている、同時に「安くない原因は、建設条件が厳しくなれば初期費用も莫大になろう、更に運転時にも条件が厳しくなると安い電力ではない、更に本格的に汚染廃棄物の始末が出来ない今では最後の処理コストが高いというのは、まさに処理のためのエネルギーコスト(CO2排出)が高くなるということでしょう。
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結局、現在とこれからはもうすでに過去の原発の亡霊を後生大事にしているわけにはいかないでしょう。
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ーーーー原発は「グリーンエネルギー」と言えるか?「脱原発vs原発回帰」でEU分裂ーーーー
2022年1月12日(水);ゾーエ・ストロズースキ、ニューズウイーク、
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>>><脱炭素の過程における原子力発電を認めるか否かで、ドイツとフランスなど方針が異なる国同士でEUが割れている>
EUの欧州委員会は1月1日、脱炭素化への過程で原発を「グリーンエネルギー」に認定し活用する方針を発表したが、EU内は支持と不支持で割れている。
脱原発を掲げるドイツは反対し、2045年までに温室効果ガスの実質排出ゼロを目指すための「つなぎ」の電源としては天然ガスを重視すると強調した。
・・・
EU諸国の中ではオーストリアとルクセンブルクも原発は二酸化炭素をほとんど出さないが、有害な放射性廃棄物が残り続ける。
一方で天然ガスも、燃やせば石炭ほどではないものの二酸化炭素を排出すると、環境保護主義者たちは批判している。
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https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/01/eu-284.php
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此処で、「原発」も「天然ガス」も大丈夫と間違えて手綱をゆるめてしまったら何が起こるか考えればわかる、元の木阿弥である。
あちら此方からの水漏れ、「上手の手から水漏れ」になってしまう。
(今回は、EUが火をつけて、原発と天然ガスへの甘い期待を徹底的に議論して、本当に道へ導こうとしているということでしょう。)
・・・・
中途半端な妥協が始まれば、500基以上の原発が世界中で稼働し、事故の危険性があるわけです。
これがどうして、「核戦争は国家間でしない」と言っても、いくつもの原発の事故が、軽水炉であるとはいえ、チェルノブイリの様な大事故にならないとは言えないでしょう、一番恐ろしいのは、原子炉爆破(ミサイルでも)事故がない保証はない、発生可能性は500基の原発にかかっているわけです。
これからの新型の原発は大丈夫とは言えないはずです。
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勿論「天然ガス炉」なら大丈夫なんて言う話もおかしなものです。
現在でも、「GHG排出ゼロ」の見通しが全く立っていないのに、天然ガスで発電を許してどうして、「GHG排出ゼロ」を実現する方法がありうるのでしょう。
・・・・
この機会に、「現在の豊かさ」を維持して、「GHG排出ゼロ」を実現するのは、「現在の豊かさとは何か」の議論をし直すことをやらなければならない。世界中で、現在の人間の享受している豊かさというのは、「まったくの間違い」であると確認しんなければならない。
すなわち、産業革命によるCO2を莫大に排出していること、更に「資本主義経済」という貨幣経済が、「外部不経済」を放置していることである。
現在の豊かさは、この外部不経済によって作られている「ある種のバベルの塔」見たいなもの、「罰当たり」なことであるから、天罰てき面で、やり直さなければならない。
即ち、傲慢になった人間は「生態系の一員としての、豊かさを再度理解しなければならない」、金さえあれば「いくらでも高額医療を受け、贅沢をして、神様の近づこうとする」これこそ間違いの典型ではないでしょうか。
・・・・
人は、生まれて死ぬまで、他の生命と同じ生命現象であるという認識が必要でしょう。
そのような、視点に立って、共同体の中でつましく生きることこそ人間でしょう。
・・・
最近の話題では、「世界のEV化」の話題には、「GFANZ」(ネットゼロへのグラスゴウ連携)に関連して、「EVは「地産地消」型のビジネスになっていく、と言われている。
正にその通りでしょう、金儲け資本主義もいつまでも続くわけには行かないが、全ての人間活動がこれと同じ「自給自足・地産地消」の流れ、生態系のあり様と同じにならざるを得ない、その時に「人間として生きる幸せと豊かさを感じることのできる理解」が必要でしょう。
・・・
飛躍が大きいと感じるかもしれません、しかしこの道しかないのです。
世界中の議論が早くここに行かなければ、「ホットハウス・アース」の「鍋ガエル」になるだけでしょう、「金星で暮らせますか?」
・・・・
では、草々
2020-10-12
森下克介
Posted by もりかつ at 17:00│Comments(0)