2021年08月27日
「バイオマスの勘違い」金儲けはだめ
前略
バイオマスの話題は昔からある、それは自然のCO2は有機物になるから、燃やしても同じCO2を戻すだけだと、、。
なんとなく奇異な感じだったが、森林を伐採してまで燃やすのがいいか?、山火事でどうなるのだろう?地球に緑がなくてもいいのか?農業の藁などの有機廃棄物は、田畑に戻してこそ循環する、等々。
・・・・
「CO2だけ」しか見ていない議論である、世界中のだれもが「森林の有機物は、大気中のCO2だ」とそれだけの議論が「独り歩き」していた感じである。
60億人の人類が、間違えた、同じことしか言わない、不思議の世界であった。
これからは、本気で考えて行動しよう。
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ーーーーバイオマス発電に“偽物狩り”の洗礼、日本で投資控えの痛恨ーーー
2021.8.27;中山 玲子、日経、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
再生可能エネルギーの1つであるバイオマス発電の将来性に不安感が漂っている。
欧州委員会は7月中旬、木材を燃料とするバイオマス発電の基準を厳格化する改正案を公表した。
バイオマス発電への投資が相次ぐ日本でも、厳格化の先行きに不安を感じ、一部で投資を控える動きが出てきた。
・・・・
今年春、ある大手製紙会社は、予定していたバイオマス発電所への投資を、直前でやめることに決めた。
・・・
EUの改正案では、バイオマス発電の燃料は建材、資材に使えない部分の木材を使用すべきだとの原則に沿い、燃料のための伐採をしないようにとの注意を加えた。
また、基準を求める発電所の出力規模を20メガワット(MW)以上から5MW以上に引き下げ。2020年以前に運転開始した発電所には温暖化ガスの排出削減率70%以上の条件を求めてこなかったが、稼働開始時期を過去に遡って出力規模5MW以上のすべての発電所を対象としている。
・・・
>>「すべて炭素中立とするのはあまりに単純」
背景にあるのは環境保護への懸念だ。
各国の森林戦略には曖昧な部分が多く、国によっては建材、資材に使用できる木材まで燃料として利用されている可能性がある。
EUの政策に助言する立場にある欧州科学アカデミー諮問委員会のマイク・ノートン教授は「炭素中立かどうかは燃料の種類によって異なる」と述べ、木材を燃料とするバイオマス発電がすべて炭素中立とする見方はあまりに単純だと指摘している。
・・・・
バイオマス発電に関する基準の強化の是非については1年前から議論されていた。
「Not all biomass is good biomass.(すべてのバイオマスが、良いバイオマスというわけではない)」
現在、EUは再生可能エネルギーの6割をバイオマス発電で賄っており、事業者からは反発の声が上がる。
・・・・
>>バイオマスを再エネの「主力」にする事業者も
日本は7月、エネルギー基本計画の原案を公表し、19年実績で18%だった再生可能エネルギーの比率を30年度に36~38%に引き上げる目標を掲げた。
そのうち約5%を占めるのがバイオマス発電。開発余地の限界が見えつつある太陽光、稼働まで10年以上かかる洋上風力に対し、バイオマスを「主力」に位置づける事業者は多い。
・・・・
>>「基準厳格化の流れは止まらない」
自然エネルギー財団の相川高信上級研究員は「国が定める基準は曖昧。
日本は良いバイオマスと悪いバイオマスを区別する環境が整備されていない」と述べる。
基準の厳格化を進める欧州に対し日本は遅れている。
・・・・
エネルギー業界に詳しいあるコンサルタントは「バイオマス発電をめぐる厳格化の流れは止まらない」と話す。
特に近年、日本ではバイオマス発電への投資が相次いでいる。
こうした再エネ拡大の動きは国のエネルギー基本計画を実現する上でも不可欠だ。
だが、基準が曖昧なままでは冒頭の製紙会社のように投資を控える動きが増えかねない。
バイオマス発電に関する基準の揺れが、事業者に不安感をもたらしている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00332/082500005/
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最近、TVで「人類は7000万年前に、針を作った」素晴らしいこと、「人類礼賛」の様子をみた、さすがにチンパンジーではなさそうだ。
それは、目の前にある不具合・危機に対しての知恵である、それはそれで素晴らしい。
人間の知恵の話題には事欠かない、逆の方向の知恵として、戦争の道具の進歩もあるが、これも目先の議論でしかない。
・・・・
人類の本当の真価は、「科学の知識と知恵」が未来を見通すことができるということである。
そこで、危機を理解し、危機を回避する、科学の知恵と知識があるかどうかである。
「イースター島の絶滅」の話題と同じことが、まさに現在の地球の様子と一致しそうに思えるのは、大変残念である。
・・・・
幾ら議論をしていても、足元の「豊かな社会生活」は大前提で、「科学技術こそ未来を拓くと考えている人間の脳みその限界」が見えているはずでも、相変わらず、誰かが言った言葉を金科玉条にしている、絶滅の道を歩いている。
世界の人間である。「直角方向の世界観」を持とうとしない人類、それから変えていかなければならない。
・・・
説明、高校物理;「仕事、力と移動方向が直角の場合、仕事はゼロ。」「ベクトルの直交件は内積がゼロ」という言葉通り、全く違うものを意味するわけです。一方のベクトルには他方のベクトルの成分を全く含んでいないのです。
例えば豊かさとか金融経済とかもちろん「化石燃料」はあり得ないのです。
・・・・
新しい時代として、「懐かしい未来」を正しく認識する必要があるのです。
・・・・
では、草々
2021-8-27
森下克介
バイオマスの話題は昔からある、それは自然のCO2は有機物になるから、燃やしても同じCO2を戻すだけだと、、。
なんとなく奇異な感じだったが、森林を伐採してまで燃やすのがいいか?、山火事でどうなるのだろう?地球に緑がなくてもいいのか?農業の藁などの有機廃棄物は、田畑に戻してこそ循環する、等々。
・・・・
「CO2だけ」しか見ていない議論である、世界中のだれもが「森林の有機物は、大気中のCO2だ」とそれだけの議論が「独り歩き」していた感じである。
60億人の人類が、間違えた、同じことしか言わない、不思議の世界であった。
これからは、本気で考えて行動しよう。
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ーーーーバイオマス発電に“偽物狩り”の洗礼、日本で投資控えの痛恨ーーー
2021.8.27;中山 玲子、日経、
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再生可能エネルギーの1つであるバイオマス発電の将来性に不安感が漂っている。
欧州委員会は7月中旬、木材を燃料とするバイオマス発電の基準を厳格化する改正案を公表した。
バイオマス発電への投資が相次ぐ日本でも、厳格化の先行きに不安を感じ、一部で投資を控える動きが出てきた。
・・・・
今年春、ある大手製紙会社は、予定していたバイオマス発電所への投資を、直前でやめることに決めた。
・・・
EUの改正案では、バイオマス発電の燃料は建材、資材に使えない部分の木材を使用すべきだとの原則に沿い、燃料のための伐採をしないようにとの注意を加えた。
また、基準を求める発電所の出力規模を20メガワット(MW)以上から5MW以上に引き下げ。2020年以前に運転開始した発電所には温暖化ガスの排出削減率70%以上の条件を求めてこなかったが、稼働開始時期を過去に遡って出力規模5MW以上のすべての発電所を対象としている。
・・・
>>「すべて炭素中立とするのはあまりに単純」
背景にあるのは環境保護への懸念だ。
各国の森林戦略には曖昧な部分が多く、国によっては建材、資材に使用できる木材まで燃料として利用されている可能性がある。
EUの政策に助言する立場にある欧州科学アカデミー諮問委員会のマイク・ノートン教授は「炭素中立かどうかは燃料の種類によって異なる」と述べ、木材を燃料とするバイオマス発電がすべて炭素中立とする見方はあまりに単純だと指摘している。
・・・・
バイオマス発電に関する基準の強化の是非については1年前から議論されていた。
「Not all biomass is good biomass.(すべてのバイオマスが、良いバイオマスというわけではない)」
現在、EUは再生可能エネルギーの6割をバイオマス発電で賄っており、事業者からは反発の声が上がる。
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>>バイオマスを再エネの「主力」にする事業者も
日本は7月、エネルギー基本計画の原案を公表し、19年実績で18%だった再生可能エネルギーの比率を30年度に36~38%に引き上げる目標を掲げた。
そのうち約5%を占めるのがバイオマス発電。開発余地の限界が見えつつある太陽光、稼働まで10年以上かかる洋上風力に対し、バイオマスを「主力」に位置づける事業者は多い。
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>>「基準厳格化の流れは止まらない」
自然エネルギー財団の相川高信上級研究員は「国が定める基準は曖昧。
日本は良いバイオマスと悪いバイオマスを区別する環境が整備されていない」と述べる。
基準の厳格化を進める欧州に対し日本は遅れている。
・・・・
エネルギー業界に詳しいあるコンサルタントは「バイオマス発電をめぐる厳格化の流れは止まらない」と話す。
特に近年、日本ではバイオマス発電への投資が相次いでいる。
こうした再エネ拡大の動きは国のエネルギー基本計画を実現する上でも不可欠だ。
だが、基準が曖昧なままでは冒頭の製紙会社のように投資を控える動きが増えかねない。
バイオマス発電に関する基準の揺れが、事業者に不安感をもたらしている。
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https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00332/082500005/
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最近、TVで「人類は7000万年前に、針を作った」素晴らしいこと、「人類礼賛」の様子をみた、さすがにチンパンジーではなさそうだ。
それは、目の前にある不具合・危機に対しての知恵である、それはそれで素晴らしい。
人間の知恵の話題には事欠かない、逆の方向の知恵として、戦争の道具の進歩もあるが、これも目先の議論でしかない。
・・・・
人類の本当の真価は、「科学の知識と知恵」が未来を見通すことができるということである。
そこで、危機を理解し、危機を回避する、科学の知恵と知識があるかどうかである。
「イースター島の絶滅」の話題と同じことが、まさに現在の地球の様子と一致しそうに思えるのは、大変残念である。
・・・・
幾ら議論をしていても、足元の「豊かな社会生活」は大前提で、「科学技術こそ未来を拓くと考えている人間の脳みその限界」が見えているはずでも、相変わらず、誰かが言った言葉を金科玉条にしている、絶滅の道を歩いている。
世界の人間である。「直角方向の世界観」を持とうとしない人類、それから変えていかなければならない。
・・・
説明、高校物理;「仕事、力と移動方向が直角の場合、仕事はゼロ。」「ベクトルの直交件は内積がゼロ」という言葉通り、全く違うものを意味するわけです。一方のベクトルには他方のベクトルの成分を全く含んでいないのです。
例えば豊かさとか金融経済とかもちろん「化石燃料」はあり得ないのです。
・・・・
新しい時代として、「懐かしい未来」を正しく認識する必要があるのです。
・・・・
では、草々
2021-8-27
森下克介
Posted by もりかつ at 10:30│Comments(0)