2019年11月28日

ティッピング・エレメントを考えないと

前略
地球温暖化には、「ティッピング・ポイント」議論が有る。

「1℃や2℃の気温上昇なら気にならないのではないか?」という理解が多い、更にそんなの本当か? むかしだってあったはずだ。とか何となくいい加減な思い込みや、面倒だしそんなのは偉い人がやってくれるから大丈夫だし、それでだめならしょうがない。そんな感覚もあるのではないかと思う。

一度、目の前の事件を思い出してみると、福島原発事故は、役員が津波高さの情報を確認をしているが、あまりにも理解できず、差し戻したとかである、その結果があの通りです。おまけに「強制訴訟でも無罪になってしまった」。
もっと身近な話題では、鬼怒川の大洪水、千曲川の大洪水、誰か責任を感じて(有罪かどうかの判決はもう意味を無さない)、原因究明と計画を立てて実行を始めているか?と見れば、誰もいない。
 一級河川は「大井川」でも同じです。河川敷には柳の林が林立しています、TVで見ても洪水の河川も同じ柳の林です、これではたまりません。鬼怒川の決壊後グーグルアースで見た映像は、堤防の幅のほとんどが丘の状態でした、水の流れは決壊箇所に反対側に細い流れがあっただけです、大雨が降ったらその細い流れでは間に合わず丘になった河川敷に乗り上げ堤防を越える流れになるのは、河川管理をしている関係者はじゅうじゅう知っていたはずです。だから堤防を越える流れが出来て洪水になったのです。
長くなりました、言いたいのは「お上に任せっきりにしていたら、ずんずん状況は割るkなるだけです。
私どもの「大井川」も柳の林だらけです、その上「天井川」のままですから、ことが起きたら大雨で大流量の流れが堤防を決壊させ本流が島田市・藤枝市・焼津市にドドット流れ込みます。鬼怒川などのTVで見たとおりになるでしょう。
世界中もこんなものです。
リークアンユーさんは小さなシンガポールでよかった、習近平さんはとんでもないことを初めている、何とかしてください。
さて、
私の地球温暖化に関する理解は、「このままでは地球は金星になる」ということです。太陽系の惑星探査に見る通りです。ホーキング博士が「他の天体に行けばいい」と言ったからといって「火星に行こう」なんて馬鹿を云うのは、大人げないので、止めた方が良い。
丁度「HGウエルズ」が宇宙大戦争のSFを書いたときに、世界大戦をしていたら人類が破滅する、だから「宇宙人が攻めてくる」と考えたら人類は一致協力して戦うだろう、と考えたとか。
この話と同様で、ホーキングも、人類が他の惑星に移住なんてできる話ではないんだから、どんなに難しいことでも乗り越えて、地球で暮らす算段をするように、ということでしょう。本気でやることはないと思うけど、それにつられた考えをしている暇が有ったら、「ティッピング・ポイント」を考える必要の方が大きい。

さて、この「ティッピングポイント」とは「ある種の臨界点」というだけで理解されると思います。
次に「ティッピング・エレメント」という言葉が出ます。お分かりの通り、「地球温暖化の要素」ということです。
今言われているのには、
1、北極海の海氷の喪失   2、グリーンランドの氷床の融解   3、西南曲氷床の融解   4、大西洋熱塩循環の減速
5、エルニーニョ・南方振動の振幅増大   6、夏のインドモンスーン循環の弱体化   7、サヘル・西アフリカ・モンスーン地域の植生増大
8、アマゾンの熱帯雨林の植生割合の減少    9、北方林の植生割合の減少
とも言われる。

ティッピングエレメントとは、「一度オンになると切れないスイッチが入ってしまう現象」

又、気候変動が進行してある臨界点を過ぎた時点で、府連x族といってもいいような急激な変化が生じて、結果として大惨事を引き起こす可能性が有るような気候変動の要素を指す。

私は、世界中の人達が、この「ティッピング・ポイント」と「ティッピング・エレメント」を理解してもらわなければならないと思います。
そして、「一度入ったら切れないスイッチ」をオンにしないこととは何か、今のままではいけないと理解し、全員で動かなければならないのです。
CO2の濃度と一緒に、ティッピング・エレメントのレベルを測定し公表することも、IPCCにお願いしたいものです。

更に、国家レベルや地域レベルでの活動が必要でしょう。

最近聞きました「非国家アクター」とは、NGOやアメリカの州、、地方自治体なども、ASEANや、テロ組織なんでも含まれるようです。
とにかく、みんな一斉にやらなければ、その裏でズルをやる人・グループがいるからいやだ、というのが困る。
まず始めなければならないのでしょう。
最後が決まりません。
草々
2019-11-28
森下克介

追;
私は、シベリアのツンドラが溶けてメタンが一斉に大量に噴出するとか、熱帯雨林の倒木などが腐敗し始めて一気にCO2を大量に排出するとか、海水温度が上昇して「世界中の海から水蒸気が大量に発生するとか、まだまだたくさんの「温暖化にプラスのフィードバック」がかかる、それもとんでもない規模で発生する、そういう恐れの方が大きいのです。
CO2をはじめ、温暖化ガスの「温室効果」は科学的な事実です。
余りいい加減な評論は止めた方が良いと思います。




Posted by もりかつ at 11:59│Comments(0)
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