2018年10月31日

柄谷行人さんの共産主義

前略
たまたま、柄谷行人氏のエッセイに出会った。
タイトルは「生活クラブとの対話」である。
ここで、「共産主義は協同組合である」とはっきり言いきっている。
http://www.kojinkaratani.com/jp/essay/post-40.html
>株式会社では、株を過半数所有すれば、経営権が得られる。これを協同組合の原則である、従業員一人一票によって決定することにする。
そうすると賃労働はなくなります。労働者が主権者となる。といっても、特に変わるわけではないですね。労働には多くの種類があり、労働者にもいろんな能力や適性の差があるわけです。
マルクスは、オーケストラに識者が必要だという比喩を使っていますけど、経営、つまり協業と分業と分業を指揮監督するような労働は、誰でもできるわけではない。
だから協同組合化しても、経営者が残るけども、それは労働者によって直接民主主義的に選ばれたものです。そして給料も多くない。
もっとも将来には、こういう監督労働は、くじ引きで選ばれるようになる。
そうなると、「共産主義」社会でしょうね。<

まだいろいろ書かれていますが、驚いたことに、私が言おうとしていたことに近いものです。

ここに、
地球温暖化が+1.5℃・+2℃を超えた場合には、今の様な「適応化」なんていうことを言っている暇もなく、自動的に地球の気温がどんどん上昇していってしまう。
これを加味すれば、もう産業革命前、幕末・明治初期の時代に戻っている時代です。マルクスは「産業革命を経た後の資本主義社会の経済を前提にした協同組合」を考えているわけですが、そうはいきません。

今考えている最大のポイントは、「きっとパリ協定の時にも大いに議論されたはずの、「自動的な気温上昇が地球を金星化する」ということを世界中の人が本気で理解するにはどうしたらいいか?」ということと思います。
私にはほとんど体感として理解できることですが、説得の方法を考えなければならない。

今日はここまで。
2018-12-1
森下克介



Posted by もりかつ at 14:13│Comments(0)
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