2018年08月28日
「危機管理と人文学」の視点について
前略
ここに「危機管理と人文学」(高山博2011/12)があります。
file:///C:/Users/Owner/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/2PSLZI7N/kikikanri.pdf
主張は、東日本大震災への反省のようである。
しかし私は「地球温暖化(金星化)ストップ策」であります。そのような目で読みます。
ここでは、「危機を3つに分類し、1)、「既知の危機」(過去に経験済み)、2)、「未経験の危機」(前例のない金融クラッシュやサイバーでの情報ネットワークの機能停止など)3)、「想定することも想像することも難しい危機」(具体的なイメージを提示することが難しい。)この3)、の危機そのものについては想像し難くても、その対応については、1)と2)のタイプの危機と同様に人文・社会科学の知識が助けとなってくれるだろう」と説いている。
更に、「東日本大震災は1)の「想定可能な危機」であり、これは想定できなかったのではなく、想定したくなかった、目の前にあることを見たくなかった、ということに過ぎない。」――と言い切っている素晴らしい。
尚更に、【人間の常識を重視している社会であれば、このような過ちを犯すことはなかっただろう。】――と言うのである。私も同感です。
さて、更に「危機対応」の項について、
「まず「危機の選別」であり、それに対して「可能な限り具体的なシミュレーション」であるという。次いで「危機発生後の対応マニュアル」を作成する。ここで、人々は英夫の指示には従うが、信頼度の低い政府の場合従う人は少ない。
このような社会では、いかに人々を説得できるかが重要となるが、危機発生後には人々を説得するための時間的余裕はない。事前に、特定の機関に強力な権限を与えることを定めておいたり、起こりうる危機とそれへの対応を繰り返し人々に伝えておくしかない。」と言っている。
最後に、「このように、危機管理の鍵となるのは、先端技術ではなく、むしろ、経験知、想像力、人間・社会への洞察力である。危機の想定、危機に対する予防策や事後のより長期的対応に於いて、人間・人間集団・社会を研究してきた人文学、社会学の果たす役割は決して小さくない。人間の根本的な行動原理を理解する行動原理を理解する力を与えてくれる人文学は、危機対応に際してのみならず、私たち一人ひとりが人生を生きる上で重要な、極めて実践的な学問だということができる。」――こう締めくくっています。
素晴らしい見解です。このようなことを日本中にもっと広めて頂きたいと思います。
一つだけ追加のお願いがあります「危機の想定、危機に対する予防策だけが有効で「事後のより長期的な対応」は地球にはそんな余力はないことを確認しておいていただきたいと思います。
平均気温が+1.5℃または+2℃を越えたら、その後は人間が何をしようと気温は自動的に上昇してしまい、最後は金星の様に数百度の灼熱地獄の地球になってしまうというのです。
更に、もうすでに時間がないのです、今にでも世界中が今の生活のGHGの排出を止め、今後の「自給自足・地産地消」の生活に移行しなければならないのです。その社会の提案は、すでに多くの提案があります「流域環境圏を基にこの国を創る」など多くの提案があります、それらを基本にして、地域の自治州としての工夫をするための活動のためにGHGの排出余力を使うしかありません。
https://www.amazon.co.jp/%E6%B5%81%E5%9F%9F%E7%92%B0%E5%A2%83%E5%9C%8F%E3%82%92%E5%9F%BA%E3%81%AB%E3%81%93%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E5%BD%A2%E3%82%92%E5%89%B5%E3%82%8B-%E7%AD%92%E4%BA%95%E4%BF%A1%E4%B9%8B/dp/4931388620
更に
https://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%E6%B5%81%E5%9F%9F%E5%9C%8F
最後に、高山先生には大いに活動をお願いいたします。
勝手を言いますがよろしくお取り計らいください。
2018-8-28
森下克介
ここに「危機管理と人文学」(高山博2011/12)があります。
file:///C:/Users/Owner/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/2PSLZI7N/kikikanri.pdf
主張は、東日本大震災への反省のようである。
しかし私は「地球温暖化(金星化)ストップ策」であります。そのような目で読みます。
ここでは、「危機を3つに分類し、1)、「既知の危機」(過去に経験済み)、2)、「未経験の危機」(前例のない金融クラッシュやサイバーでの情報ネットワークの機能停止など)3)、「想定することも想像することも難しい危機」(具体的なイメージを提示することが難しい。)この3)、の危機そのものについては想像し難くても、その対応については、1)と2)のタイプの危機と同様に人文・社会科学の知識が助けとなってくれるだろう」と説いている。
更に、「東日本大震災は1)の「想定可能な危機」であり、これは想定できなかったのではなく、想定したくなかった、目の前にあることを見たくなかった、ということに過ぎない。」――と言い切っている素晴らしい。
尚更に、【人間の常識を重視している社会であれば、このような過ちを犯すことはなかっただろう。】――と言うのである。私も同感です。
さて、更に「危機対応」の項について、
「まず「危機の選別」であり、それに対して「可能な限り具体的なシミュレーション」であるという。次いで「危機発生後の対応マニュアル」を作成する。ここで、人々は英夫の指示には従うが、信頼度の低い政府の場合従う人は少ない。
このような社会では、いかに人々を説得できるかが重要となるが、危機発生後には人々を説得するための時間的余裕はない。事前に、特定の機関に強力な権限を与えることを定めておいたり、起こりうる危機とそれへの対応を繰り返し人々に伝えておくしかない。」と言っている。
最後に、「このように、危機管理の鍵となるのは、先端技術ではなく、むしろ、経験知、想像力、人間・社会への洞察力である。危機の想定、危機に対する予防策や事後のより長期的対応に於いて、人間・人間集団・社会を研究してきた人文学、社会学の果たす役割は決して小さくない。人間の根本的な行動原理を理解する行動原理を理解する力を与えてくれる人文学は、危機対応に際してのみならず、私たち一人ひとりが人生を生きる上で重要な、極めて実践的な学問だということができる。」――こう締めくくっています。
素晴らしい見解です。このようなことを日本中にもっと広めて頂きたいと思います。
一つだけ追加のお願いがあります「危機の想定、危機に対する予防策だけが有効で「事後のより長期的な対応」は地球にはそんな余力はないことを確認しておいていただきたいと思います。
平均気温が+1.5℃または+2℃を越えたら、その後は人間が何をしようと気温は自動的に上昇してしまい、最後は金星の様に数百度の灼熱地獄の地球になってしまうというのです。
更に、もうすでに時間がないのです、今にでも世界中が今の生活のGHGの排出を止め、今後の「自給自足・地産地消」の生活に移行しなければならないのです。その社会の提案は、すでに多くの提案があります「流域環境圏を基にこの国を創る」など多くの提案があります、それらを基本にして、地域の自治州としての工夫をするための活動のためにGHGの排出余力を使うしかありません。
https://www.amazon.co.jp/%E6%B5%81%E5%9F%9F%E7%92%B0%E5%A2%83%E5%9C%8F%E3%82%92%E5%9F%BA%E3%81%AB%E3%81%93%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E5%BD%A2%E3%82%92%E5%89%B5%E3%82%8B-%E7%AD%92%E4%BA%95%E4%BF%A1%E4%B9%8B/dp/4931388620
更に
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最後に、高山先生には大いに活動をお願いいたします。
勝手を言いますがよろしくお取り計らいください。
2018-8-28
森下克介
Posted by もりかつ at 12:39│Comments(0)