2018年08月24日

「ブレグジット」と「地球温暖化」のアナロジー

前略;
今日もまた「地球ブレグジットの話題」がTVで報道されています。
振り返って、2016年6月のイギリスの国民投票、「地球69対48」で、イギリスは「EU離脱」を決めました。
離脱すれば、移民、ユーロの危機を免れる、供託金を出さずに済む等々が話題になりました。
その後、この状態に投資家が学び、長期投資・分散投資等が議論になりました。

来年春、2019年3月29日には離脱しなければならないのです。

「イギリスが自ら離脱する」のであって、「EUが離脱させるのではない」ので、メイ首相には弱みだけの感じです。ほとんど駆け引きの材料はなさそうです。EUと議論をして条件が合わないからとか、EUから直接に不利なことをされたとかいうわけではないのです。一方的にイギリスが離脱を言い出した、自分勝手な離婚はそれなりの負担を覚悟しなければならないと同じ様に交渉は厳しい物になっているようです。それにしても時間がないようです。(国民投票は何だったのでしょうか。)

さて、私の視点は、
1、ブレグジットの国民投票の時の議論で、移民は悪い、EUのユーロは問題だ、等々悪口だけでした。さいしょのEUメンバーにイギリスはいなかった、途中から加盟した、などのいきさつもあるので元に戻るくらい簡単だ、という考えもあったのでしょう。
2、政治家はモット責任があるはずでしょう。日本でも「減税を叫べば当選できる」というのは、投票者の行動が無責任というだけでなく立候補する政治家の無責任さのほうに驚かされる、それを実現する手立て、その結果を何も表明していないので、財政赤字を垂れ流して平気である。それと全く同じことがイギリスのブレグジットでも起っていることです。
3、地球温暖化は、宇宙が地球に温暖化を迫っているのではありません、人間が自分たちで温暖化を加速させているのです、もう少しで温暖化を完成するのです、EUのブレグジットは良いことかもしれませんが、地球温暖化は全く良いことではありません、とんでもないことです。それでも自分たちが引き起こしたことでこれを止めて「もと」に戻さなければならないのです。
4、今にしてみると、イギリスでは国民投票で現状維持の方が良かった様に感じ始めていると同様に、訳のわからない温暖化議論はトランプさんが言っているように「フェイクニュースでしかない温暖化議論」を意識することはない、そう世界中が確信し始めているのではないでしょうか?恐ろしいことではありませんか?ブレグジットどころではないのです。
5、やっぱり、人間は「利口バカ」でしかありません。目先の金もうけだけです。民主主義の原点である投票による結果は、その条件が整っていなければとんでもないことになるというわけです。いっそのこと中国の様に「独裁国家」になったほうが良いのでしょうか?悩みます、習近平さん万歳!!でしょうか?
6、そうはなりたくないです。簡単に言えば言論の自由・人権の確立は絶対条件です。これからやらなければならないのは、「全人類の地球温暖化の理解のための教育と協調と行動」です。学校などの教育機関だけでなく、社会の組織の基本である「政治・行政」更に「すべての企業やグループ」が国民に働きかけるための知識・知恵を磨くことです。そして、「到着点とそこでの人間理解・倫理・哲学」を確立しなければならないのです。「地球温暖化防止のための世界人類の国民投票」はその後です、皆が理解し強調して行動するようになれば投票は実際には不要でしょう。しかし、すでに時間がありません。ブレグジットは延長戦ができる可能性も残っているでしょう、しかしこればかりはそうはいきません。

世界がブレグジットの様にならないために、すぐに・地球上の人間全員が理解と協調と行動を起こさなければなりません。
私が一人で騒ぐのはおかしいのですが、たまりません・・・。
それでは、
2018-8-24
森下克介



Posted by もりかつ at 09:19│Comments(0)
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